このブログでもご紹介しましたが、ベルギー・ブリュッセルのコンテンポラリーダンスカンパニー「ROSAS[ローザス]」が5年ぶりの来日。というコトで絶対に観たい!と思っていたのに、私の動き出しが遅く、お問い合わせした時にはすでに完売。。。
諦めきれない。。。
ダメ元で、年に数回しか使わないお家のお電話から、直接、東京芸術劇場さんにお問い合わせしたところ奇跡が!
いちば~ん端っこのいちば~ん後ろのS席がとれたのです!
嬉しくて、思わず大きな声でお電話の向こうに居る方に、喜びとお礼をお伝えました。
キャンセルが出たのかよくわかりませんが、直接人とお話し出来る、ていいですね。
それだけで充分嬉しかったはずなのですが、お支払い方法などなどをお伺いしているうちに、段々とある思いが浮かんできて
ついつい
「もう少し真ん中のお席はありますか…?」
と、お伺いしてしまいました。
「こちらが最後のお席です!」
ピシッ!とお返事が。
段々と欲が出てきてしまっていけないわ。いちばん隅っこのS席がとれただけでも満足しなきゃ。
下に写っているのが貴重なチケットです。
当日は、立ち見席?か当日券?に並ぶ方や、たくさんの方々で賑わっていました。
劇場、てワクワクします。
「東京芸術劇場プレイハウス」いちばん端っこのS席でもとても観やすかったですし、ステキな劇場でした。
こちらでは演劇が多く、余りダンスはやらないそうなのですが、これからも是非ダンスをやって頂きたいなぁ、と思いました。
今回の作品は「ドラミング」1998年が初演だそうです。
ローザスの別の作品を、私はかなり前に横浜で観た以来なのですが、その後ご縁がありローザスのダンサーだった方の作品にいくつか出演させて頂き、その中でローザスの振付家アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルさんについてや、ローザスの作品の創り方など、様々なコトを教えて頂いていたので、とても興味深い思いで観させて頂きました。
貴重な経験をさせて頂いていたのだなぁ、と改めて感謝の気持ちも湧いてきました。
音楽は、Steve Reich[スティーヴ・ライヒ]のDrumming[ドラミング]。1971年の作品です。まさに、ダンサーが音となっている印象を受けました。
この曲を基調とした舞台音楽がすごく面白くて、シンプルなのですが気付くと知らないうちに!いつの間にか!リズムが変わっていて不思議です。ダンサーの動きも構成も、知らないうちにいつの間にか変わっています。ドリス・ヴァン・ノッテンさんデザインのお衣装の動きも美しかったです。
約1時間ほど、12人(男性4名、女性7名)のダンサーの方々は、ほぼ出演し続けて、動き、そして踊り続けていました。3日間だけの3公演、納得です。ダブルキャストにしないともたないだろうなぁ、と感じました。
フッ。とロウソクの炎を消すように終わりました。
観終わると、何だか踊り出したくなる様な気分。
実際、私と一緒に観ていた方は、ダンサーではありませんが、動きを真似して踊っていましたし、他にもそんな方をチラッとお見かけました。
1998年と言えば今から17年前。17年前にこの感性。今はどんな感覚なのだろう。最近の作品を観てみたいわ、と強く思いました。
パンフレットが欲しかったのですがお作りがないみたいで、以下のRosas関連洋書が予約制で販売していましたので、予約しました。在庫があればとのコトなので、今すぐ見るコトは出来ず残念。届きましたらご紹介します。
Drumming & Rain: A Choreographer's Score
En Atendant and Cesena A Choreographer's Score
幸せなひとときを過ごすコトが出来ました。面白い舞台、たくさん観てみたいです。