以前スポーツジムで、バレエを教えさせて頂いていた時、いつもバランス良くマシーントレーニングされている男性が受けて下さっていました。もちろんバレエは初めての方です。
バーレッスン(長い棒の様な物につかまって、右手、左手、両手でつかまって、左右均等にレッスンしていきます。)をしていると、男性の方の手は、微かにバーから浮いていて捕まっていらっしゃらないので「バーをつかんで良いですよ。」と言うと「大丈夫です。」と言ってバーを持たずにレッスンします。
しっかりバランス良く鍛えていらっしゃるので、バーに頼らなくても大丈夫。というコトです。
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Special thanks | Morvelous book photo: 360°Book "Christmas version" [creator: Yusuke Oono] © FabCafe Yusuke Oono-san is an architect, computational design working at noiz architects. his profile here!
私は、その意見が、すごく斬新
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バーを持っているから(思いっきり頼るのではなく、手を添える程度)正しいポジションで動き、強い軸を作れ、感じられる筋肉もあるので、それをバーから離れたセンターに生かしていく、というプロセスが普通ですが「こういう方が居てもいいかな。」と思えてしまいました。
「バーがあるからこそ、感じられるコトもありますよ。」と説明はしましたが、彼のやり方を尊重し、ご自分の判断におまかせしたので、持ったり持たなかったり彼のペースで、エクササイズしていました。
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Special thanks | Morvelous book photo: 360° Book "Snow White" different colours [creator: Yusuke Oono] © FabCafe
ダンサーになる訳ではなく「ご自分の体幹を鍛える。」というのが目的なので、私は、彼の強い気持ちに共感し素晴らしい
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今、赤坂で行っている木曜日のクラス(土曜日にお引越ししました!)は、正しいポジションをとった上で、美しいラインを作り、他のスポーツにも活かせる様、バレエだけにとらわれず、自分のこれまでの様々なジャンルのダンスやヨガの経験を活かして、頭を柔軟に対応していますが、常に立ち止まって、頭がカチコチになっていないか確認しながら、これからも進めていきたいと思っています。
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Special thanks | Morvelous book photo: 360°book "In a cheese" [creator: Yusuke Oono] © FabCafe 如何でしたか?大野友資さんのクリエイティブワークの数々。本って360度になるんですね。本当に柔軟な発想で、繊細な感じの中にどこか温かでステキな世界デス。
「足の感覚がもっともっと敏感になっていったら良いのでは。」
と思うコトが多いので、美バレエ・エクササイズでは、バレエの動きの中から取り入れているモノのひとつにTendu [タンジュ]があります。
今度、ブログで少し触れてみますね。