美バレエ・エクササイズオープンクラスの体験レッスンにいらして下さった方が、終了後に
「すっごく楽しかったけれど、出来る様になる気がしないです。」
とおっしゃいました。
そこで、バレエの動きの効果を改めて考えてみました。
まず、カラダの使い方の特徴は
基本的に常に脚を根元から外に開いて外旋させるコト
頭のテッペンをまっすぐ天井に引っ張られている様に上半身を上に引き上げるコト
Special thanks | the road photo: Guinea fowl walking on a farm road © Martie Swart ゆったり丁寧に、ご自分のカラダを観察していく。柔らかでリラックスしたココロとともに。
姿勢
バレエ、というと姿勢が良くスッとした立ち姿、という印象かと思いますが、これは立っているだけの時も、外からは見えませんが、ご自分の中で先ほどの上半身と下半身の意識が働いているからだと思います。
いかに、この意識を継続できるかが動きやすさのカギになっていきます。
脚だけにドン!と全体重を乗せて上半身がお休みしてしまわずに、上に引き上げるコトで脚への負担が減り、脚が軽やかに自由に動くコトが可能になります。
そうするコトで自然と上半身を支える腹筋と背筋もついていき、普段から美しい姿勢を保っていける様になっていきます。
よく、「脚のむくみが取れました!」とか、「脚が疲れなくなりました!」と、嬉しい感想を頂きますが、特にバレエの動きはその効果が高い様に感じます。
私の考えですが、運動不足の解消のために、ヨガや様々なスポーツがありますが、普段の生活や他のスポーツでは行わない脚を根元から開く、外旋させて動いていくコトで、脚に新鮮な血液が巡っていき脚への効果がわかりやすいのではないかと思います。
カラダが柔らかくないと出来ないのではないかしら?なとなど敷居が高く思われがちですが、ご自分のためのレッスンなので、今のご自分のカラダの出来る範囲で、出来るコトを続けていきカラダを進化させていきます。
Special thanks | the road photo: Sunset road © Tambako The Jaguar 日は沈み、また、明日へと繋がっていきますね。
脚の外旋
ムリに足先だけを外に開くのではなく、今のご自分の出来る範囲で腿の根元からの脚の外旋と、上半身の引き上げの中で動いていきます。
脚を外旋して使うコトで太腿からお尻への意識が繋がり、自然とお尻が引き締まりヒップアップ効果も高まります。
腿の内側の筋肉(内転筋)は、感じにくい所ですが、外旋して動いていくコトで内転筋を使える様になり、レッグラインも美しくなっていきます。
意識しながらご自分の思いをカラダに伝える様に動いていくと、いつの間にか最初は出来なかったストレッチがやりやすくなっていたり、姿勢が美しくなっていたり、O脚が改善されていたり、といった嬉しい変化が見られてきます。
形ではなくカラダの使い方が大切です。
何でも、すぐに出来る様にはならないモノですし、特にバレエの動きは普段の生活にはないモノですので、少しずつ少しずつご自分のカラダが変わっていくコトを実感して頂けると思います。
大切なのは、その方その方でそれぞれカラダの条件は違う(お顔と同じ様に)ので、ご自分の中の美しいラインを見つけるというコト。
例えば、ストレッチで私と同じ形をとるコトが重要なのではなく、同じ箇所がストレッチされているコトの方が重要なのです。
同じ様に、ポーズをとった時も、ご自分のカラダに沿って、骨格に沿ったご自分の美しいライン、というモノがあるので、形そのモノよりも、そのためのカラダの使い方の方が大切です。
ご自分の出来る範囲で行い、意識し続けていけば、ボディラインも美しく変わっていきます。
上半身への意識も、最初は脚の動きに集中してしまい忘れがちになってしまいます。レッスンを重ねるコトで自然とその姿勢が保てる様になっていきますので、少しずつ少しずつご自分の美バレエ・エクササイズでの変化を楽しんで頂けたら嬉しいです。
前後・左右・上下への意識。やろうとするコトで変わっていきます。
Special thanks | the road photo: Berkshire Botanical Garden - Stockbridge © Massachusetts Office of Travel & Tourism 少しずつ少しずつ、道端のお花たちを愛でる様に、焦らずゆっくりとご自分のカラダを仕上げていきましょうね。
ショートな成果を求めるのではなくて、ロングレンジの中でのその過程を楽しく!真剣に!を大切に。少しずつ少しずつ、小さなお花を見つけるように、変化を感じて下さいませ。
継続は力なり。ですね。
Special thanks | the road headline photo: The road to Walbach © Tambako The Jaguar 遠い道のりも、そこにあるさわらかな風や景色を楽しむコトで、ステキな思い出に変わっていきます。