きっと笑って 話せるわ

2009年06月30日 20時53分21秒 | Weblog
やっと梅雨らしい天気になってくれた訳だが
休日に被ってくれるのは如何ともしがたい
おかげで一日ネットの番人と化してしまった(笑)




高校3年にも成ると学校から自動車教習所への入校許可が下りる(四輪のみ)。
尤も免許取得そのものは卒業まで認められないのだが…

ワシの田舎は免許必須な地域で親から免許取得費用を援助してもらう
(家によっては車本体も)
と言うのが当たり前。
当時(というか現在もだが)4輪に対して大した興味を示さ無かったワシは
そんな状況下で両親に
「4輪の免許いらないからオートバイの免許取らせてくれ。」
と懇願する。
すると、
「4輪は生活に必要、両方とも金を出してやるから4輪も取れ。」
と言ってくれたのである。
当時既に大阪の某専門学校への進学が決まり、
金銭的にかなりの負担になったことは明らかなのだが、
「やりたいことは可能な限りさせてやる」
と言うのが方針だったらしい。
親父の給料を考えるとほぼ暴挙であったに違いない。

おかげで中型バイクの免許を高校卒業とほぼ同時に取得する事が出来たのだが、
肝心のバイクがない。
こればっかりはどうしようもないなと思っていたら、
親父が
「取引先の息子が、乗らなくなったバイクが有るからやるって言ってるけど、お前乗るか?」
と聞いてきた。
この時点で車種はホンダの2スト250ccと言う事しか判らなかったのだが、
当然二つ返事で譲り受ける事に。

「なんだ、NSRか・・・どうせなら・・・」

今のワシが当時にタイムスリップ出来たら、
当時のワシを思いっきりぶん殴ってやりたい気分だ。
我侭極まりない。

かくしてワシの目の前に現れたのは、

「どうせなら・・・」
そう思ってた方がやってきた!
しかも400と同じトリコロールカラーに塗り変えてある!!!
(ホイールはF用だったが)

神様ありがとう、僕に友達をくれて

当初NSは実家に置いて大阪に出たワシ(寮に入ったのだが寮はバイク駐輪不可)だったが、
欲望に耐え切れず、両親の反対を押し切り、路駐覚悟でNSを大阪まで運ぶ。
初ツーリングであった。
寮に着いた時には体中が痛かった。
でも心地よい痛みだった。
暫くして同じ寮の友人にNSを貸したら、キックペダルを落として帰ってきやがった。
以降始動は全て押し掛けになってしまった。

19の夏にはそのまま北海道へ高飛びしてしまった。

大阪では松屋町のバイク通りにある某バイク屋でバイトを始めた。
ここで整備スキルを学ぶ事になるのだが、
基本ケチなワシのNSはキックペダルを取り寄せる事もせず、
そこら中針金だらけのNSで当時流行りだったバトルスーツを着込み、
週末の深夜を神戸の埠頭で走りもせず、ソコで知り合った、
恐らくは一生付き合っていく事になるであろう仲間達と過ごす事になった。


専門学校も卒業が近づき、就職も決まり、
卒業制作とバイトで大忙し、
そんな1992年1月15日成人の日、
地元からも大阪市からも成人式の招待状が届く事も無く、
いつも通りバイトをしていたら、
店の常連でバブルに乗っかった土建屋な年上の友人に、
「何?今日成人式か?!よし、付いて来い!」
とばかりにピンサロに引きずり込まれる。

そして気が付けば、NSはバラバラになり、
ワシはストレッチャーに乗せられていたのであった。

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3 コメント

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Unknown (らび)
2009-07-01 00:41:02
もしやこれはNC30が現役だった頃ですか

手元に来て改めて意識してみても街でV4はなかなか見かけません
ましてやNS250Rともなると実動車は近所のバイク屋に来ていた一台のみ
そこは400Rもたまに来てましたがまーデカく見えたですよ
あーCBRもRRじゃなくてRだし
羨ましい限りです

ボロを治して乗るにもパーツが出なくなり始めてるし大変;
でも楽しいからやめられないとまらない って
返信する
1990年 (2台目)
2009-07-01 08:45:57
中型バイクが凄く楽しかった時代ですね
NC30はその最前線だけど
レプリカブームってのは落ち着きを見始めていた頃
でも写真から判る様に
レプリカ+革ツナギで真夏の北海道をツーリングしてしまう時代

写真は宗谷岬なんだけれども
この後駐車場は数十台のバイクで埋まりましたよ

第3京浜ブーム位までが一番充実してたんじゃないかなぁ

返信する
追記 (2台目)
2009-07-01 08:52:39
>でも写真から判る様に
女の子がね

余談だけど北海道へはソロで2週間行きました。
今回は書き足りない事が多すぎる上に文章が凄く変で読み辛いなぁ…
鈴鹿“6”耐の事とかWGPの事とか
時間と表現力がもっと欲しい
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