林檎林檎林檎 林檎の悲しみかごの中

2012年06月12日 01時33分45秒 | Weblog
土日、10年来の友人にいきなり呼び出されて富士山の麓まで行ってきた。

宿直開けの金曜日、辛抱たまらんと整骨院へ行き、女子高生と共にストレッチをするという
まことに持って至福のひと時を過ごし、身も心もほぐれて帰って
いつものようにメールチェックして初めて事の次第に気が付いた。
別の友人が昼間のうちに知らせてくれていたのだが情け無いことにそれに気が付いたのはさらに遅い時間だった。
しばらく考えてやはり一目合わなければならぬと決心、カミさんに無理を言う。
正直いきなり数百キロ離れた所まで行けるほど我が家は裕福ではない。
文句を言わず家中から金をかき集めてくれた家族に感謝する。
幸い関西の友人達が車で乗り合わせて行くというのでそれに便乗する事で交通費を抑えることが出来た。
初めて走る新東名はシトロエンC4の後部座席の乗り心地の良さも相まって快適そのものであった。
伊達に140km/h規格じゃないという事か。
久々に会った関西組と話が弾み車内は和やかに時間が流れていったのだが、
出発して10時間、厳しい現実を受け入れざるを得なかった。

今更彼がどういう人物なのかここで説明しても仕方が無い。
ただ彼のために集まった人がワシ等の想像を遥かに超えていた。
それだけで彼が如何に慕われていたのかがよく解る。
泣くつもりは無かった。
だけど親父さんの悔しそうな顔を見て我慢できなくなった。

その日の夜は迷惑顧みず朝まで騒いで飲み倒した。
付き合って頂いた皆には申し訳ない。
MUROさんには宿を提供してくれたのに何もせずろくな御礼も言わずで本当に申し訳ありませんでした。
今更ながらこの場にてお詫び申し上げます。
この借りはいずれまた。

それにしても酷い念仏だった。
もうチョットでふざけんなと叫ぶトコだった。

明けて日曜日、もう一度顔を観に行く。
受付に飾られた写真がとてもいい笑顔だ。
彼はいつもこの笑顔のままで毒を吐いていた。
今日はいないのかと思ったら何故か朝飯を一緒に食ってた。
いつもいつも本当にいつも裏方を買って出てくれてた。
いつもワシの事を「二台目ちゃん二台目ちゃん」と呼んでくれてた。
それが勝手に一人狭い箱の中に入って寝てやがる。
俺はこの週末カミさんと二人楽しく過ごす予定だったんだバカヤロー
俺が富士山の麓でプラグ吹っ飛ばして立ち往生して、
別に構わないのに帰れる目処が付くまで一緒にいてくれて、
その借りをまだ返せてないのに畜生。

写真にデコピンしてやった。


親父さんがワシ等にわざわざ挨拶してくださった、恐縮する。
BUELLでの事故ではなかったのがせめてもの慰み。
だからと言って出先でいきなり倒れるとかマジ勘弁してください。
ピンピンコロリは理想だというがそれは本人だけであって残された物にとっては心の準備が出来ないのはホント大変なんだぜ。
おまけにお前は幾つだよ?まだ44じゃねぇか!
ちょっと冗談きついぜ。

とりあえず今日は昨日と違う坊主で助かった。
とはいえ宗派の違いや地域差にカルチャーショック、色々有るもんだ
と気を紛らわしてたんだけどね
最後の最後、親族の方々に混じり献花させて頂いたついでに今度はデコピンじゃなくて
頬を撫でたら冷たかった。
やっぱり我慢できなかった、ハンカチ大活躍だ。

でも今頃こっちの思いなんて気にする事無く再会したアドニーにフロートジャケット着せて
一緒に川遊びしてるんだぜゼッタイ

悔しいから当分コッチからは会いに行かない
でも忘れない

いままでありがとう。

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2 コメント

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Unknown ()
2012-06-13 22:19:40
うん、まぁしゃ~ないね
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Unknown (bin)
2012-06-13 00:56:44
まったく、、、
タイトルで見てしまったよ、、、w
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