のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



山吹

2017年04月23日 | つれづれ日記


山吹の木が枝を伸ばし、たくさんの花をつけている。
長い期間咲き続けてくれるこの花が好き。

七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞかなしき

太田道灌に黙って差し出した少女の句は有名だ。
少女の当意即妙な句に感心する。

少女のように一枝手折り、じっと眺めていたものの言葉が浮かんでこない老化脳である。

「山吹」といえば、時代劇では大判小判を指す。
「おぬしも悪よのう」 菓子箱には「山吹」がぎっしり

うちの山吹はなかなか立派である。もしかして根元にお宝が埋まっているやも知れぬ。
もしかして~もしかして~

スコップを持ち周辺を掘り起こす。ざっくざっくざっくざっく・・・

掘り起こすこと約30分。はびこったドクダミの根っこがどこまでも続く。
さもあらん。こんな欲張りばあさんでは、ここほれワンワンでもがらくたしか出てこんわい。

山吹の花は嬉しい遺産だけれど、採っても採っても採りきれないドクダミは負の遺産である。
欲張りな心をはびこらせてはいかんとご先祖様が言っている。

汗の結晶ドクダミは、お宝としてありがたく利用することにしよう。
今日は薬草風呂だよ~。