介護施設に入居している分家の叔父が
嫁さんに連れられて彼岸参りに来られたので、
仏壇の隣の部屋のバァさんに声かけた。
昔はシャンシャンだった叔父さんも足腰が弱り、
風貌も爺さんになって・・でも、わりに肌つやはよく元気そうでしたのに、
バァさんの挨拶ときたら、
「んまぁ~ぁ・・・・ こんなになっとるん!?
こんなになっとるとは知らんかった!・・シッカリせんとぉ・・!」 だって。
失礼な言い方!
自分だって、同じようなもんだろうがッ!
叔父さんより3つ年下のくせして。
バァさん――畑はまだやっとるん?
嫁さん「今は○○(施設)に居るから、もうやってないんよ」
バァさん――ふん、そうじゃなぁ、○○言うたら、あそこのところじゃろ?
嫁さん「そうそう、△△川のほとりの▲▲の手前の・・」
嫁さん、施設の場所を大きな声で細かく説明してるけど、バァさん途中から多分聞いてないで(笑)
バァさん――んまぁ~ぁ・・・・こんなになっとるとは知らんかった。他所で会うても分からんなぁ・・
嫁さん「でも、何とか自分で歩けるし、トイレも自分で出来るから助かるんよ」
バァさん――ふ~ん、、畑もまだやっとるん?
だから、施設に居るからやってないってば!
バァさん――はぁ・・・・こんなになっとるとは知らんかった。他所で会うても分からんなぁ!
たしか、去年の秋のお彼岸にも叔父さんが来てくれたけど、同じ事言ってなかったっけ?
まったく・・自分のことは分からんものよ。