YouTubeでたまたま目にした動画、
競争馬がレース直後にフラフラして倒れ
その後、搬送されていく様子を見た。
競争馬の引退後は9割が殺されて食用となるという現実・・
図書館で本を物色中この本の表紙の絵が目に入り、
借りてみました。
馳さん、3冊目。
競馬の事はあまり知らないが、
日本ダービーとかで、10万人?の人が熱狂する光景は鳥肌がたつ。
一度、何でもない時に連れて行って貰ったことがあるが、
あの臨場感を生で感じてみたい。
この話は実在の競走馬ステイゴールドがモデルの話。
黄金旅程とはステイゴールドの引退レース、香港の漢字表記。
気性が荒くて、一筋縄ではいかない、
もう少しで勝てそうと言うところで逃してしまう、
そんなところに我が人生を重ねて応援してしまう馬。
次こそは!と思わせるが、なかなか答えてはくれない。
G1でなかなか勝てなかったエゴンウレア(ステイゴールド)が最後の最後、
引退レースに選んだ香港ヴァーズでG1初勝利を飾った。
生産者、馬主、調教師、騎手、そして厩務員、調教助手、装蹄師、、そしてファン。
関わった人たちすべての夢を賭けたG1レース。
G1を勝てば、引退後も種牡馬として余生を送れるのだ、
ダービー馬は種馬として、繁殖牝馬に子を産ませ、牧場の将来に繋げられる。
馬1頭を飼育するのに年間100万円の費用が掛かるそうだ。
馬は乗馬になる以外行き場はない。
乗馬として必要がなければ・・
人間の遊興のために命を懸けて走らされた馬の末路がそれでは、あんまりだ。
小説の主人公は装蹄師、競馬に関わる者として
そんな馬たちが競馬がなくても生きていける場所、養老牧場をやろうと心に決める。