宮城谷昌光の『三国志』も第9巻まできた。9巻では、魏、蜀、呉という三国の体制が確立し、呉の孫権も「皇帝」を名乗る。魏は曹操亡き後を曹丕が継ぎ皇帝となり、蜀では劉備の子劉禅が皇帝となっている。そして蜀の丞相となった諸葛孔明が漢町の復活をめざして魏を攻めようとする。その中で、街亭でのたたかいで蜀が大敗を喫し、その責任を馬稷にとらせ首をはねる。三国志演義をもとにした吉川三国志などでは、孔明は恐るべき指揮者であるように書かれているが、宮城谷本ではそうではなく最初は軍事に疎かったとしている。小説というのはその作者の頭脳の中で紡がれるものだから、それはそれで良いとは思う。あと2巻、最後まで読むのはなかなか骨が折れる。
水田の作業も最終段階に入っている。4枚のうち3枚はほぼ想定通りの出来上がりとなったが、4枚目の田の高さがそろわない。今日もトラクターを使って最終調整をやり、後は細かいところにエンブリをかけ、明日は田植えである。