25日、盛岡市の県民会館で共産党演説会が開かれたので、夫婦で参加した。
参院岩手選挙区予定候補の菊池ゆきおさんは、3・11東日本大震災発災の翌々日には一関の皆さんといっしょに陸前高田に入り、救援活動を取り組んだ経験を踏まえ、被災者に寄り添った復興のため全力を尽くす決意を語られ好感が持てた。
比例代表で3選をめざす紙智子参議院議員は、TPP反対などのたたかいを共同の力でたたかってきた経験を踏まえ、農業を守り被災地の復興に全力を尽くす決意を述べた。紙さんの演説はあまり力まず、なだらかな口調で話されるので聞いている方も無駄な緊張をしなくて良い。
主任弁士である市田忠義書記局長はいつもの穏やかな語り口だが、民主党政権に代わって登場した自民党安倍内閣が暴走し、その政策があらゆる方面で破たんに瀕していることを指摘する一方、安倍内閣の暴走に真正面から対決をしている政党が日本共産党しかなく、「維新」、「みんな」、「民主」などが自民党政治の補完勢力もしくは反動的突撃隊となっていると指摘。今の政治の対決は「自共対決が軸」と解明した。「まさにその通り」と拍手を送りたい。
市田さんの演説の中で、岩手2区選出の自民党・鈴木俊一衆議院議員が選挙の中で「TPPに反対」と明言したことは、同じ選挙区から立候補し久慈市で公開討論会の席上、自分の耳で聞いたので間違いはない。公約違反をするということがどういう結果を招くかは民主党が実証している。広く、農業者、漁業者にも声をかけ、今度こそ共産党を訴えねばなるまい。