新田次郎の『孤高の人』上・下を再読した。本は新潮文庫で、昭和49年初版、読んだ本は平成2年の第39刷版である。『孤高の人』の主人公は加藤文太郎という実在の登山家である。単独行の加藤と呼ばれ、日本アルプスの冬山を単独で歩いた人物だ。それ以前の山岳は、学生やエリートの行く場所で、加藤文太郎のように、一般勤労者が入る場所ではないとされていた。文太郎は、神戸の造船関係の設計技師をしながら年次有給休暇をほとんど冬山で使ってしまう生活をしていた。この文太郎が花子と家庭をもったことから変化を見せる。そこへ加藤の信奉者である後輩から迫られパーティーを組み、冬の槍ヶ岳北鎌尾根で遭難死してしまう。私も山歩きはするが、冬山とロッククライミングには挑戦しないことにしているので、冬山に狂ったように出かける加藤文太郎の気持ちのすべてを理解することはできないが、「なぜ山に登るのか」ということを問いかけられている気がする。
5月1日。おはようがんす。今日はメーデー、久慈地区集会は午後6時に「土風館」前を出発する市民アピールの後、久慈駅前の広場で集会を開くという。こちらに来てから初めてのデモ着きメーデーなのでぜひ参加したいと思っている、
今朝は、ブリの照り焼きに山菜のタラボ(タラの芽のことを岩手ではこう呼ぶ)のゴマ和え、キリコブの煮物などがでたが、写真の保存をしそこなって映像がない。先に写しておいたタラボの写真を揚げておく。岩手県北部は山菜のシーズンで、今山のタラボがどんどん大きくなっている。昨日見た田んぼのタラボも今日あたりは良さそうだが、油断していると先に採られてしまうので用心しないと。ゴマ和えの他にはやはりテンプラだろか?ただ、あちこちからもらったりするので、飽きてしまうので困る。