山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『流鶯』吉原裏同心25=佐伯泰英著

2016-11-01 08:53:52 | 読書

佐伯泰英の「吉原裏同心」シリーズの25、『流鶯』が新刊で書店に並んでいたので、購入し読んだ。今号では女裏同心志望の女が登場する。そして物語は、吉原の女郎たちの頂点にたつ薄墨大夫が伊勢谷半兵衛の遺言により身請けされ、吉原の大門から出ることになる。主役の幹次郎、妻・汀女、そして薄墨太夫こと加門麻に大きな転機が訪れる。解説の池上冬樹は「日本文学伝統の心境小説や私小説がいつまでも読まれ愛されるのは、真摯な人生の営みを描いているからだが、佐伯泰英にもそういう魅力があるのではいか」「人生派佐伯泰英の側面がより強まっているのではないかと思うし、藤沢周平亡きあと、それを求める読者は少なからずいるだろう」と書いているが、なぜ佐伯泰英の作品を読みたくなるのか教えられた気がする。


DVD映画『バンクーバーの朝日』鑑賞=石井裕也監督作品

2016-11-01 08:41:51 | レビュー/感想

レンタルDVDで映画『バンクーバーの朝日』を鑑賞した。2014年のフジテレビ開局50周年の映画で、石井裕也監督作品。舞台は戦前のカナダのバンクーバー。移民の日本人二世たちが結成した野球チームが「朝日軍」。弱小のこのチームが、バント作戦や機動力を駆使した野球で白人チームを破り、地区の優勝を勝ち取る姿を描いている。有色人種を差別する社会で、不遇な生活を送りながらもその社会に溶け込んでいく青年たちを描いている。そして日米開戦による強制収容所への収用など、あの戦争がもたらした不条理をも告発した内容。「朝日」は後にカナダの野球殿堂入りを果たしたという。2014年当時、この映画が映画館で上映されているのは知っていたが、ついに劇場で鑑賞する機会を逃してしまった。残念!


今日の朝食(11月1日)サトイモのゴマ和え

2016-11-01 07:43:40 | グルメ

11月1日。おはようがんす。11月はじめの朝は雨。この雨で落葉樹の葉のほとんどは落ちてしまうだろう。田んぼに行く道も落ち葉が折り敷いている。そろそろ、最後の堆肥入れと秋起こしをやりたいところだが、まだ田んぼにはワラがあって作業を開始できない。とにかく今日は外作業は不可なので、何をしようか考え中。

先日の収かく祭ではイモの子汁をつくって提供した。少しサトイモを買いすぎて残っていたのを、連れ合い様がゴマ和えにした。オロシ和えなら考えられるが、ゴマ和えはどうであろう。今朝のメインは一口カツ。まあ、高齢者4人世帯のわが家では、肉といってもこれ位のものである。