当たって砕けろ！

私は小心者だった。
私は臆病者だった。
私は自意識過剰だった。

学生時代、バス停に女の子が立っているだけで、そばを通り抜けるが苦痛だった。ドキドキして、ほんの一瞬が一時間もかかったような気になった。
誰も見ていないのに、なぜか女の子に見つめられているような気がした。

社会人になっても、そんな性格が尾を引いた。

もっと自信を持って、堂々としていなさい。先輩から言われた。
どんなに励まされても、自分でもどうしようもなかった。

車酔いする人に車酔いするなといってもどうしようもないように。

年をとっても性格の基本は変わっていない。

当たって砕けろ！と心の中で叫ぶようにしている。頭の中がからっぽになってもいい。

最近読んだ本に、自意識過剰対策として、喜ばしてあげたい相手のことを一生懸命考えなさいと書いてあった。
そうすると自分のことなど気にならなくなると。

私のサービスや活動を期待してくれている人をいかにして喜ばすかを死ぬほど考えてみよう。