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谷津干潟、孤独なゴミ拾い

2010-01-01 09:58:47 | Weblog
「たったひとりの反乱 ヘドロの干潟をよみがえらせろ」を見ました。

森田三郎 29歳の冬。新聞配達の合間をぬって、市川市からバイクでゴミ拾いに通い始めた青年に、好意的な目を向ける人はほとんどいませんでした。
悪臭に悩まされ、早期埋め立てを望んでいた地元住民の中には、彼をよそ者呼ばわりし、目の前でゴミを捨てて行く者までいた。
そして行政には干潟のゴミの引き取りを拒否される。
そんな状況のなか、たった一人で谷津干潟愛護研究会を設立し、雨の日も雪の日もゴミ拾いを続け、5年が過ぎようとしていた頃でした。
彼の情熱に心をうごかされた地元の主婦が、ついに三郎にゴミ拾いの手伝いを申し出ました。
それから徐々に支援者の輪が広がり始め、多くの市民が参加しての谷津干潟クリ-ン作戦の開催、主婦を中心とした谷津干潟環境美化委員会の設立、森田三郎の支援者・ゴミ拾いの仲間達による谷津干潟友の会のPR活動などをとおして干潟保存の気運が高まり、ついに市による埋め立ての方針が撤回されるに至ったのです。
10年かかって、潮目が変わったのです。

1993年6月10日にラムサール条約登録地に登録されました。

その後、習志野市議会議員を経て千葉県議会議員となった現在でも、森田三郎氏と仲間達によるゴミ拾いは続いています……。

一口に、ストーリーにすると、感動の秘話ですが、
森田三郎氏の孤独な戦いは壮絶だっただろう。
自己だけなく、住民と行政を敵に回した戦いは、苦しい。
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