羅保派

信頼を取り戻す

139. 英語学習 動物の詩 トキの詩

2017年03月02日 | Weblog
トキの詩 
あたしゃトキだよ。もう何年生きたかねぇ。仲間達はみな怖ろしい人間たちに捕まったよ。人間が林を壊していくので、住むところがなくなったよ。あたしも、もうずいぶん前に人間に捕まったときはもうこれでおしまいだと観念したよ。でも、なぜかその人間たちはわたしに餌をくれたよ。すみかも与えてくれたよ。はぁー思い出を語っちまったねえ。仲間が全部死んじまって、もうわたし一人だよ。このままじっとしてるよ。ただ、思い出に浸りながらこのまま生きていくよ。この安全な留まり木にいればいいのだから。人間は満足なのだから。(最後の日本産トキは2003年に死んだ。人間でいうと100歳を越えていたが、死ぬ間際に飛翔して保護センターの扉にぶつかり亡くなった、元気に空を飛んでいた時代を思い描いて死んでいった。)忠犬ハチ公も死期を悟り、突然深夜に起き出し渋谷駅に向かう途中で息絶えた。上野先生に会いたい、というより、自分がいないと上野先生が悲しむという責任感だけで、歩き出していた。

Poem of Toki
I'm a Toki. I'm wondering how long I have lived. All my family members were caught by human beings. They needed our feather or flesh recognized as having good therapeutic properties to their poverty of blood. And as they have destroyed the forest, I have nowhere to live. I also resigned myself to death when I was caught by a human. It was so scary the moment. But strangely enough they let me live, they gave me food and a shelter. Now I am reminiscing about my old days. I am all alone now. I have nobody to be with. I will sit still like this. I will live musing over good past memories.


The last wild Japanese-born crested ibis died in 2003.

reminisce 追憶する

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 136. 英語学習 動物の詩1. ナ... | トップ | 140. 英語学習 動物の詩 水蜘... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事