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奈良県 【春日大社】2009年12月

2009年12月28日 | 近畿地方
春日大社は、奈良県奈良市の奈良公園内にある神社で、式内社(名神大社)、二十二社の一社で、旧社格は官幣大社。
全国にある春日神社の総本社です。
藤原氏の守護神である武甕槌命と経津主命、祖神である天児屋根命と比売神を祀っています。
四神をもって藤原氏の氏神とされ、春日神と総称され神紋は下がり藤。
武甕槌命が白鹿に乗ってやってきたとされることから、鹿が神使とされています。

参道の石灯篭




南門










春日大社の神様の使いは「鹿」です。山焼きの為に山裾に囲いができた分だけ境内に沢山の鹿がいます。


山焼きの準備が済み春を待つ山々


■奈良・平城京に遷都された710年、藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神を春日の御蓋山に遷して祀り、春日神と称したのに始まるそうです。
藤原氏の隆盛とともに春日神社も隆盛し、当社の例祭である春日祭は、賀茂神社の葵祭、石清水八幡宮の石清水祭とともに三勅祭の一つとされています。
藤原氏の氏神・氏寺の関係から興福寺との関係が深く、813年藤原冬嗣が興福寺南円堂を建立した際、その本尊の不空絹索観音が、当社の祭神・武甕槌命の本地仏とされたそうです。神仏習合が進むにつれ、春日大社と興福寺は一体のものとなっていったのでしょう。

■拝殿はなく、一般の参拝者は幣殿の前にて参拝するそうです。初穂料を納めた人のみ中門まで入ることができます。
以前は、この中門から続く御廊から回廊を巡ることができました。この回廊の軒に無数に吊るされた青銅の釣灯篭の蝋燭に灯火が入ったところを参観できたのですが残念です。

幣殿から出てくる神官の列です。初詣のリハーサルの真っ最中でした。


中門と御廊

本殿




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