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滋賀県 [夏の琵琶湖を周回] 2015年7月

2015年08月05日 | 近畿地方
今年も、京都に住む友人宅を訪ねて、隣の「滋賀県」の琵琶湖周辺に旅行に出かけました。
猛暑の中、京都→近江八幡→近江長浜→竹生島→唐崎→比叡山→京都のなんとなく駆け足の一周です。

ついでに、京都からの帰路→「大津の宮跡」→「近江神宮」→「石山寺」を周る5泊6日の夏バテ一杯の旅行でした。

■近江八幡は「近江商人」発祥の地であることはよく知られていますが、地元ならではの実感もあります。







近江八幡駅です。


街の中央に「左 京街道」とあります。
この道を通って、京都から江戸までの「朝鮮通信使」が通った道です。
この近江八幡は、その通信使を接待する宿でもあります。

「単なる逸話」ですが、通信使の一部の人達がこの地に根ついて「近江商人」としての才を発揮することになったとも言われています。




彼らに振る舞われた食事の一端です。


近江商人の特徴は、当時は生産地の人が現物を担いで都市に行商に出るのが一般的でした。
その現物を担いだり、荷駄にしたりで効率が悪いこともありましたが、近江商人は「サンプルのみを持参し、注文を取ってから商品を送るシステム」を考えだしました。
今では、目新しいビジネスモデルでは有りませんが、当日としては驚愕的なものでしたでしょう。
悪口か、感心したためか「近江商人の後には草も生えない」との噂もありました。

特にこの地で、扱った商品は「蚊帳」だと言われていますが、旧来の蚊帳に「縁」をつけて付加価値を上げて販売したところも有名です。
蚊帳そのものは、他国で生産し、縁はこの地で生産、縫製取り付けたそうです。

もう一つ残っている言葉が「ノコギリ商法」だそうです。
サンプルを行商した先で、物産を見繕っておき、「蚊帳」を納品した帰路の荷馬車にその地の物産を載せて、他国に届けたそうです。
行きも帰りも商売する流通の合理化ですね。(松前船も同様なビジネスモデルをもっていましたから、商人の知恵は同じなのかも知れません)
※市立郷土資料館にて情報を頂きました。

■近江八幡を後にして、長浜に列車で向かいます。

長浜の湖畔のホテルに宿泊ですが、なんとこの運悪くこのホテルにスエーデンの中高校生700名近くが宿泊することになったそうです。
結局、彼からの騒音から逃れる為に部屋の階を変えてもらったくらい騒がしいです。
もっとも、彼等にしたら遠い国の夏休み研修ですからテンションが上がるのも無理は無いですが、、、。



不幸中の幸いにも、部屋が大分良くなりました。もともと高い料金なのですが最初の割り当ての部屋が酷過ぎました。
日本人は「黙句を言わないから駄目だよ」っと、先のトルコ旅行で随分と勉強させられた成果が出ましたね。

最初の部屋です。


クレームをして、変えてもらった部屋です。同じ料金で段違いです。



■近江長浜から竹生島へ
・ホテルの脇から竹生島へ渡る船が出ます。
 この竹生島を経由して、対岸の「今津」に周る予定です。
 琵琶湖一周は時間的に無理なので、ショートカットする形です。

遠く、白く見えるのが昨晩の宿泊ホテルです。






■竹生島に到着です。













「「かわらけ」投げで有名な鳥居です。



・長浜→竹生島→今津→唐崎のルートで唐崎近くのリゾートホテルに到着です。





なんとこの暑い中、BBQの夕食でした。












■琵琶湖畔の西側に「唐崎」があります。
 「御手洗祭り」で知られる神社ですが、なによりも「みたらし団子」のほうがよっぽどメジャーですねぇ。
 この日は丁度御手洗祭りでしたが、叡山に登る為に諦めました。



 比叡の道は「司馬遼太郎の叡山の諸道」を訪ねて歩きます。 詳細は後述しますのでそちらに。


■以前に、「大津絵」を見に行きましたが、この地でも見つけましたので、一応掲載しました。
もし、も少し詳しくならこちらをどうぞ。








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