大津の逢坂山・追分は、かつて京の都の玄関口として、東海道をゆく多くの旅人で賑わいました。大津絵美術館の帰路に立ち寄り求めた菓子があります。
■大津の叶匠壽庵「あも」は柔らかな餅を大納言小豆で包んだ羊羹状の菓子です。甘さ控えめで餅もとても柔らかで調和しています。ちなみに「あも」とは京の女子言葉で餅のことです。
残念なことに、加工成型が凹状態の小豆の中に餅を入れ、その上に再度小豆で蓋をしています。その為、切るとこの蓋が開いて形が崩れてしまいます。
■走り井餅本家の「走り井餅」
由来は、京都市と大津市を隔てる逢坂山・追分は、かつて京の都の玄関口として、東海道をゆく多くの旅人で賑わいました。
この付近には、清らかな水が勢いよくあふれ出す井戸があり、その様から『走井(はしりい)』と呼ばれ、旅人ののどを潤しました。
江戸時代になると周囲には茶店が建ち並び、旅人のオアシスになりました。
そこで売り出された『走り井』の甘露でついた餅菓子は、その名を冠して『走り井餅』と呼ばれました。…とあります。
餡を餅で包んだ和菓子ですが、この手の菓子は「お餅屋さん」の定番ですがこの走り井はやわらかなほっこりとした形状が特徴でしょう。抹茶と黄な粉が新しく加わりましたが、やはり白餅がベストでしょう。
なお、大津が発祥の井筒八ッ橋本舗も同様の走り餅を販売していますが、わずかに太い形状です。
実在の走井の井筒は、現在「月心寺」の門内に健在です。この寺は御餅屋さんから幾つかの手を経て、現在は精進料理も提供しています。
月心寺の門灯
門を入ったところに、見事に苔むしたる井筒があります。この井筒に走井と刻まれています。
【交通】京阪電鉄/京津線「大谷駅」下車 徒歩 5 分
■大津の叶匠壽庵「あも」は柔らかな餅を大納言小豆で包んだ羊羹状の菓子です。甘さ控えめで餅もとても柔らかで調和しています。ちなみに「あも」とは京の女子言葉で餅のことです。
残念なことに、加工成型が凹状態の小豆の中に餅を入れ、その上に再度小豆で蓋をしています。その為、切るとこの蓋が開いて形が崩れてしまいます。
■走り井餅本家の「走り井餅」
由来は、京都市と大津市を隔てる逢坂山・追分は、かつて京の都の玄関口として、東海道をゆく多くの旅人で賑わいました。
この付近には、清らかな水が勢いよくあふれ出す井戸があり、その様から『走井(はしりい)』と呼ばれ、旅人ののどを潤しました。
江戸時代になると周囲には茶店が建ち並び、旅人のオアシスになりました。
そこで売り出された『走り井』の甘露でついた餅菓子は、その名を冠して『走り井餅』と呼ばれました。…とあります。
餡を餅で包んだ和菓子ですが、この手の菓子は「お餅屋さん」の定番ですがこの走り井はやわらかなほっこりとした形状が特徴でしょう。抹茶と黄な粉が新しく加わりましたが、やはり白餅がベストでしょう。
なお、大津が発祥の井筒八ッ橋本舗も同様の走り餅を販売していますが、わずかに太い形状です。
実在の走井の井筒は、現在「月心寺」の門内に健在です。この寺は御餅屋さんから幾つかの手を経て、現在は精進料理も提供しています。
月心寺の門灯
門を入ったところに、見事に苔むしたる井筒があります。この井筒に走井と刻まれています。
【交通】京阪電鉄/京津線「大谷駅」下車 徒歩 5 分