長野県 軽井沢【内村鑑三・石の教会】

■友人が軽井沢に別荘を購入したというのでその見学を兼ねて、9月の初旬に軽井沢を訪れました。斜めから射す乾いた硬い日差しは、もうすでに秋の気配を感じます。街行く人の服装も長袖が目立ちます。夕方かに夜半にかけては寒ささえ感じます。街中を離れた山近い地からは満天の星を見ることもできます。近くには幾つかの温泉もあります。

　江戸時代、中仙道が通る宿場町であり、中仙道の難所のひとつと碓氷峠の西側の宿場町として栄えていました。また浅間山を望む景勝地としても有名です。
もっとも碓氷峠と近くの霧積温泉については…1977年の映画「人間の証明」の中で用いられた台詞「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷峠から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ...」の西條八十の詩が思い出されるでしょう。

　その後、1886年にカナダ人宣教師のアレクサンダー・クロフト・ショーがたまたま訪問し、故郷のスコットランドと似ていると感じたことから1888年に別荘を設けて、避暑地としての軽井沢の歴史が始まりました。
1918年には西武資本が、1945年には東急資本も開発に参入し、東日本の有数なリゾート地となりました。


(参)軽井沢サイト
(参)アレキサンダー・クロフト・ショーのサイト


■「石の教会」は、中軽井沢駅から国道146号を直進し、星野温泉手前「軽井沢ホテルブレストンコート」の奥にあります。
建築家はライトを継ぐケンドリック・ケロッグです。彼は、内村鑑三の天然の教会について語った一節からイメージし、見事に具現化されたそうです。














(参)石の教会サイト