代表 山ちゃんのブログ 

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妊婦のエクササイズ 1

2006-03-08 | 妊娠・出産・産後について
エクササイズの前に知っておきたいこと。それは健康を維持・増進させる為の運動である、
「有酸素運動・無酸素運動・ストレッチ・動的静的姿勢作り」
妊娠中においてもこの4つの運動を、バランスよく組み合わせることで妊娠中に起こりがちな不定愁訴を解消し、精神的・肉体的にも安定した生活を送ることが可能になります。

有酸素運動・・・酸素を取り入れ、全身運動を行い、脂肪の燃焼による血中脂質濃度の改善や、呼吸循環器系の機能向上を促し、全身持久力を増大させる。
例:ジョギング・マラソン・ウォーキング・水泳等

無酸素運動・・・酸素を取り入れず、瞬発的に負荷をかけたトレーニングを行い、筋力の増加、骨を丈夫にする。
例:ダッシュ・ウェイトトレーニング

ストレッチ・・・筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるストレッチを行い、運動による障害を防止する。

動的静的姿勢作り・・・正しい姿勢による運動を行うことで、トレーニング効果を向上させ、運動による障害を防止する。


この4つの運動が妊婦さんをどうサポートするか?

有酸素運動・・・持久力向上により出産時の陣痛に長時間耐えられるようになる。

無酸素運動・・・筋力向上で出産時のいきみにパワーを発揮(出産時は地に足が着いてない為、ある程度の筋力が無いとどこに力を入れてよいのかわからない)、産後の子育てにおいても、筋力のおかげで無理なく赤ちゃんを抱っこできる。

ストレッチ・・・筋肉の柔軟性や関節の可動域を広げ、妊娠後期に急にお腹がせり出すために起こる、無理な姿勢や股関節の急な開きにも対応ができる。

姿勢作り・・・・動的静的姿勢作りを行うことにより、妊娠期間中、日々の生活で発生しやすい腰痛や股関節痛、肩こり等が軽減できる。また、正しい姿勢を維持することにより弱まった筋肉強化にもなる。

上記の運動を行う場合、いたって健康な妊婦さんなら何も問題ないと思います。ですが、既に腰痛や何らかの不定愁訴が現れている方や体力に自信過剰な方(無理をしがちな為かえって悪化する場合がある)は、特に有酸素・無酸素運動をご自身で行う場合、産婦人科の先生にご相談されるとよいかと思います。また通っている産婦人科でマタニティビクスが行われているのならば、1度体験されてアドバイスをいただくのも良いかと思われます。

次回は実際のエクササイズを紹介いたします。




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