春の天気は三寒四温というけれど、今年のお天気は激変の連続!
やけに温かい日が続いたり、いきなり雪、桜の開花のあとは、嵐のような雨と風・・・

こんなに桜を心配したこともないんではないかと思うほど、強い風の音がするたび心配になりました。
無事ソメイヨシノが満開になりましたが、いつもより散り始めが早いように感じます。
4月になって、「政治の混迷がなんたら・・・」というニュースがあふれています。ガソリンも後期高齢者医療保険ももう少しどうにかならないのでしょうか?
問題の根本は政府のお金の使い方にありそうですが、お手盛り至上の官僚や政治家は自己優先で、本来行政や政治の存在理由である国民は思考の中に不在のようです。
前記事で『見殺し』も行政の『対応』のひとつと、少々過激なことを書きましたが、行政や政治のお金の使い方は悪い言い方をすると、「どう還元されるか」にあるのではないでしょうか?
たとえばいま決めなければならない予算があるとします。
<A>
・保育園・幼稚園を増やし、就学児童に助成する。
・難病者や生活困難者の生活を救済し社会生活に復帰できるよう補助する。
・老人医療や介護施設を拡充する。
これらは、税金を徴収する行政として、けっしておろそかにしてはいけないことですね。
ひとつひとつの金額は少なくても、多勢の案件でそれなりの経費はかかりますが、けっしてバックマージンは発生しません。児童や高齢者からは「ありがとう」や「おかげさまで」、「まあ、おひとつ・・・」なんて言葉は返ってきません。
直接たくさんの票にもつながらないでしょう。
<B>
・1件何百億の施設や、橋や、道路を作る。(工期延長などで追加予算必須)
工事が終わっても、施設管理や補修などで費用がかさみ続け、2~30年後には、再建設が必要でしょう。
工事を契約したゼネコンや業者からねんごろな「ありがとう」や「おかげさまで」、「まあ、おひとつ・・・」なんて言葉で感謝されるでしょうね。
明らかに業者から票をいただけるでしょう。
<A>は、いま困っています。いま助成や救済が必要です。時には人の命が懸かっています。
<B>は、一般生活者には特に必要でないことも多いですが、何より今ここで工事をしなくても、不便があったとしても人の生死には関わりません。
国民としてはどちらを優先して欲しいかは明らかです。
<B>の予算のほんの一部で<A>の問題はカバーできます。しかし<A>を切り詰めることは安易に成立し、<B>を拡大することは無分別に実行されます。それもいい加減な見積もりで。
税金を納めているのは人間で、道路やビルじゃないんですけど・・・?
納税者への利益還元がないのなら、年金生活者から税金取らなくてもいいんじゃないですか?
たとえば、年金は勤労時代の積み立ての結果ですよね。銀行の積み立ても、生保の個人年金も、利息分にだけ税金がかかるのに、年金はなぜ総額が課税対象なのでしょう?積み立てた元金にも課税されているわけですね。
(所得証明をとっても基礎控除しかないですから、そういうことでしょう)
“取りやすい所から絞れるだけ絞る”
助けの必要な弱者はバックマージンがないので『見殺し』です。
私の家の振動・低周波音問題もこの縮図です。
市にコネがあり、市選の大きな票田である地場産業は、何をしてもお構いなし。
私たちは『見殺し』にされ、絶えるのを待たれているとしか思えません。
“死んで花実が咲くものか”という言葉があります。
こんな世情の中、いつか穏やかに花咲く日が来るのでしょうか。