前記事の“『スパモニ』の放映内容について頂いたコメント”について、少々考えさせられています。(コメントを下さった方からのご連絡は、今日現在ありませんし、コメント自体HNをお使いなんですね。今まで頂いているコメントには公開を控えたものも含めいろいろありましたが、今回のようにHNで、連絡なし!ということはありませんでした。)
転載分には含めませんでしたが、番組内で【参照値】以下を、『安全域』と称したことの訂正を求めているからです。
被害者としてコメント内容は十分理解できるものですが、現在の世間での被害の認識状況に見合わない“抗議”に思えてなりません。
現在の私たちの状況は、【参照値】はおろか、“低周波音被害”さえ世間で認識されておらず、被害にあわれている方々は皆、被害を訴えること自体でさえ相当な難儀を強いられているものと思います。
被害者自身は“低周波音”ということを身を持って体感し、辛い思いをしています。「家の中で(低い)音がして、具合が悪い・・・」とボソっと漏らしただけでもすぐ“低周波音被害”として話を聞くことができ、理解するでしょう。
しかし、“低周波音被害”とわかったとして運よく発生源を突き止め、交渉(苦情)しに行って、いきなり発生源に「お宅のどれどれの“低周波音”が・・・」と伝えて、「はいはい、“低周波音”ですね、わかりました」と返ってくる事はまずないでしょう。
「何訳わからないことを言ってる」「ウチでは何もしていない」「神経質なんだよ」「気のせいだ」・・・「オカシイんじゃないか?」・・・
世間ではそんな認識しかないのが現状であり、そんな体験を皆さんなさっているのではないでしょうか?
そんな世間を相手にたとえTVという大メディアといえど、いきなり【参照値】の矛盾をまくし立てて、世間に受け入れられるでしょうか? 否!です。
番組スタッフは、苦心して『安全域』という表示を使わざるを得なかったのです。決して【参照値】以下が『安全』だとは言っていません。
あぁ、間違わないでくださいね。私は【参照値】自体を認めていません。
“【参照値】は被害者を見殺しにするための免罪符に他ならない!”と、関わった皆々様に理解していただけるようお伝えしていますし、当Blogでもさんざん書いています。
前回・今回の取材に当たっても“【参照値】は被害者を見殺しにするための免罪符に他ならない!”という認識の上で取材を承諾しましたし、現場で長時間過ごしたスタッフも、認識の上で製作に当たってくださっています。
ただ、残念なことに時間の制約以上に被害の周知・認識がなされていないことがとても大きな問題としてあるのです。
現場に来れば、被害を認め≪るわけにいか≫ない人以外は、異常な状態を認める!のが私の家での【参照値】体験ですし、そこに病人や乳幼児が生活することは不可能と認めます。
そして【参照値】以下でも、辛さを訴えるスタッフもいました。
ですから、【参照値】以下が安全とは誰も思っていませんし、そういう認識を私は取材陣に求めました。
しかし、世間の現実は前述の通りです・・・
まずは低周波音被害の存在を世間に周知・認識してもらい(←現状ここ以前?)
被害の深刻さを周知・認識し
【参照値】以下の被害者の存在・【参照値】の矛盾を認識
【参照値】とは、【参照値】の矛盾点、問題点を明らかにし、【参照値】をどうするか?
低周波音被害者の救済のためにどうしたらいいか?
私にはこれ以上のプロセスが考えられません。
せっかく周知のきっかけとなりかけている糸口を、同じ被害者が揚げ足を取り、訂正を強いて、無駄にするのはいかがなものでしょう。
コメントがあったことはお伝えします。しかし、今回の訂正如何より、今後の報道に繋げ、少しずつでも世間の認識を広げるほうが、“低周波音被害”の解決に繋がるのではないでしょうか?
被害者自身がそれまでの経過を振り返れば理解していただけると思います。
せっかくの機会です。
へんな煽動に乗られませんように。。。
コメント原文は>>>
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