つづら折りになっている山道を登ると、いよいよ光明寺に上る階段が見えてきます。
う~ 山道を登って、最後の階段がきつい・・・
しかも苔むしてるので滑ります。私も帰りにこけて、危うくおんぼろカメラを壊してしまうところでした・・・
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光明寺は正確には、君尾山光明寺と言い、真言宗醍醐派のお寺で599年に聖徳太子による開創と伝えられてます。
その後673年に、役小角が修験道の道場とし、10世紀初、醍醐寺開祖の聖宝により真言密教の道場として中興されたという。最盛期には山上山下に72坊を有したと伝えられてます。
その後兵火により、仁王門を残して全山が消失したそうです。
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ここに来る途中の山道にも平らな場所が幾つかありましたが、きっとそこにも坊舎があったのでしょう。
今は訪れる人も少なく、ただただひっそりと静まりかえってます。
鐘をまだ一度もついたことがないので、誰もいないとつきたくなりますよね~
でも小心者なので手で叩いてみると、カンと乾いた音が境内に響きました。
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本堂は何度か焼失があったあと、1836年に再建され、本尊は千手観世音菩薩をまつっているそうです。
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お参りをして、光明寺を後にします(そして階段でこけました・・・)
山道にはキツネノテブクロとこのタケニグサ(ケシ科タケニグサ属)がいっぱいです。
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仁王門まで戻ってきました。
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手前のお堂には、八十八体の石仏が安置されています。この石仏は1825年に、住民が日々の安寧と子々孫々の繁栄を祈願して寄進されたそうです。
このお堂で手を合わせれば四国八十八か寺の霊場に参拝しあのと同じ後利益があると言い伝えられています。
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知らなかった・・・お堂の説明文を写真に撮ってたのをいま読んで知りました…
手を合わせずに写真撮ってた・・・
石仏様も怒っている様子・・・ごめんなさい。次は気をつけます。
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仁王門の周りも苔がむしていて、そこに小さな小さな花がたくさん咲いてました。
コケオトギリ(オトギリソウ科オトギリソウ属)
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蕊が5~10本と少ないのが、他のオトギリソウ属との違いです。
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ひっそり感がたまりません。
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仁王門を後にして、山を下ります。
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木陰に隠れた石仏様
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おわり