総合診療医からの健康アドバイス

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旅行者下痢症のパターンと原因病原体

2023-12-03 20:20:35 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日の沖縄は午前中は薄曇りだったものの、午後から雨。現在は本降り状態です。最高気温は23度まで上がりました。今日は沖縄の一大イベントの那覇マラソンでした。午後からの雨が午前中に降っていたら、完走率も上がっていたことでしょう。それでも六割くらいの完走率だったそうです。しかし、フィリピンの大地震といい、インドネシアの大噴火といい、小笠原近海の噴火など、地球が騒がしくなっているようで、怖いですね。何もないことを祈るばかりです。では、本題へ。

 

 旅行者の下痢は、たいてい現地に入った最初の1週間で起こる。

 

 頻度のピークは現地到着後2日目から3日目に起こる。

 

 病原性大腸菌による下痢は、腹痛と倦怠感に引き続いて起こる水様性の下痢だ。

 

 症状によって病原体の種類を推定することは困難であるが、一般的にゲップや腹部の膨満感が強いときにはジアルディア症という寄生虫による下痢症を考える。

 

 一方で、粘血便やしぶり腹(ばら)があるときには赤痢やカンピロバクターによる下痢症を考える。

 

 しぶり腹とは、排便後にも便意が続く症状。

 

 赤痢には細菌性のものとアメーバ性のものがある。

 

 アメーバ性のものは後に肝膿瘍をきたすことがある。

 

 

 

 沖縄本島中部、うるま市の風景です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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