起立性低血圧

　皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は曇り時々晴れ。予想最高気温は29度です。早いもので今日で四月が終わります。一年の三分の一が過ぎました。沖縄は最近はずっと雨が降っています。梅雨入りしていると言っても過言ではないのではないでしょうか。県内のダムの貯水率も66%とまずまずの値です。少しだけ洗濯の回数を増やそうと思っています。さあ明日から五月です。頑張りましょう。では、本題へ。

 

　失神をきたす第３の原因として起立性低血圧がある。

 

　私たちが寝ている状態から急に立ち上がると、重力の影響で血圧が下がるのではないかと思うかもしれない。

 

　しかし、頸動脈や大動脈に圧の受容体があり、そこからのシグナルが延髄に送られ、交感神経を刺激することによって体中、特に下肢の血管が収縮し血圧が下がらないようになっている。

 

　これを圧受容体反射という。

 

　その反射は非常に素早く起こり、私たちが立ち上がって数秒以内に血管の収縮が認められる。

 

　起立性低血圧とはこの圧受容体反射がうまくいかずに、寝た状態から立位や座位になると血圧が下がる状態。

 

　上の血圧が20ミリ以上下がるか、下の血圧が10ミリ以上下がることをいう。

 

　圧受容体反射がうまくいかない原因には様々なものがあるが、代表的なものに血液量の減少や薬の副作用等がある。

 

　血液量の減少には消化管からの出血や脱水などが多い。

 

　原因となる薬には、血圧を下げるようなものが多い。

 

　このような原因が起立性低血圧をきたすので、起立性低血圧は高齢者によくみられる。

 

 

　

　沖縄本島北部、金武ダム周辺の風景です。2024年4月上旬撮影。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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