総合診療医からの健康アドバイス

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ジカウイルス感染拡大と同じように危惧されている蚊媒介感染症は?

2017-09-29 11:34:19 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 昨日は衆議院臨時国会にて冒頭解散がありました。いよいよ選挙モード突入ですね。自民党は色々と問題を重ねている民進党が弱っている状態を見据え解散を選択しました。が。あの勝負師小池都知事に新党の発足、民進党との合流という離れ業をくらいました。自民党はまさに「晴天の霹靂」でしょうね。まさかがあるかも。では、本題へ。
 
 
 
 
 ジカウイルス感染に対しての有効な治療法は残念ながらいまのところありません。
 
 
 免疫グロブリン療法の可能性はあるとはされているもののコストと利便性から実用性に乏しいでしょう。
 
 
 
 
 ワクチン開発が最も重要ですが、その実現可能性はまだ数年先だろう、という見方が専門家の中では大勢です。
 
 
 
 
 これまですでに日本でも数人、流行地域への渡航後の感染者が確認されています。
 
 
 この感染症がこれだけ広がったのは、地球温暖化に加えて、地球上の人口が爆発的に増えた状況で多くの人々が地球上を自由に移動しているためです。
 
 
 
 
 流行地域の人々が感染して、別の国に移動し、そこで蚊に刺されることによって、国境を越えた流行を引き起こしたのです。
 
 
 
 
 現在では、同様なパターンで黄熱のアジア進出が危惧されています。
 
 
 すでにアフリカのアンゴラから中国に波及したケースが確認されています。
 
 
 もともと黄熱に免疫の無いアジア人での流行が懸念され、生産量が限られている黄熱ワクチンの不足も心配されています。
 

 

 

   

船の上から久高島

 

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