内臓の再生効果

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は雨。予想最高気温は17度と平年より少し低いです。大相撲の横綱稀勢の里が引退しましたね。二年前の左肩周辺の怪我は、結局、治っていなかったということです。横綱としてのプレッシャーは相当なものだったでしょうね。これからは指導者として頑張って下さい。では、本題へ。

 

 

 

　多くの研究者たちは、内臓の再生効果は体重減少によるものだ、と考えています。

 

 

　でも、一部の研究者は一定期間の絶食によって内臓の組織が再生することの影響もあると考えています。

 

 

 

　動物実験では、老化でダメージを受けた組織が、絶食やカロリー制限で再生される、ことが確認されたのです。

 

 

 

　糖尿病のマウスモデルでは、絶食もどきダイエットを導入した結果膵臓のベータ細胞というインスリンを分泌する細胞の機能が回復していました。

 

 

 

　絶食後のマウス膵臓についてその効果を詳しく調べてみると、膵臓の前駆細胞の数が増えていたのです。

 

 

 

　この「絶食後の幹細胞の増加」現象は新しい糖尿病の治療方法として今後注目される可能性があります。

 

 

 

　これまでは、いちど廃絶した膵臓のβ細胞機能が回復することは無いと考えられていましたが、この絶食もどきダイエットがそれを可能にするかもしれません。

 

 

　それも膵臓を移植せずに行うというものです。

 

 

いい天気でした

 

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