広がる咳止め薬と風邪薬の乱用

　皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は晴れ時々曇り。予想最高気温は28度です。今日のような気候がずっと続いて欲しいですね。しかし、昨日の県内の新型コロナ陽性確認が12人と、なかなかゼロにはなりません。来週からは、県独自の時短要請も終了しますし、本土からの観光客は増えています。軽石問題のように難しい局面が続いていきそうです。では、本題へ。

 

　咳止め薬と風邪薬の乱用が１０代の若者に広がっている。

　厚生労働省の研究班が、２０１８年に全国の精神科医療機関約１５００施設を対象に調査したところ、薬物依存症の原因で最も多いのが咳止め薬と風邪薬であった。

 

　５年前の調査で最も多かった危険ドラッグの乱用者はゼロであり、薬物依存の原因が危険ドラッグから咳止め薬に移行したのだ。

 

　咳止め薬と風邪薬は薬物依存症の原因のうち約４０%を占めていた。

 

　続いて多かったのは、マリファナの約２０%、覚せい剤が約１５%、そして睡眠導入剤が約５%。

 

　マリファナと覚せい剤は違法薬物であるために入手が困難だが、咳止め薬と風邪薬はドラッグストアなどで簡単に入手できる上に安価であることから近年急増している。

 

　続きは次回。

 

 

　

　知念岬からの眺望と神の島久高島

 

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