総合診療医からの健康アドバイス

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精子へのダメージが子孫へ伝わる理由

2019-03-26 09:44:40 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 今日の沖縄は晴れ。昨日の大雨がうそのようです。予想最高気温は21度と平年並みです。しかし、大相撲春場所は結局、横綱白鵬が優勝しましたね。強かったですね。そして、最後の最後に勝った貴景勝関が大関を確実なものにしました。来場所も頑張れ!では、本題へ。
 
 
 
 男性の精子に対する病的な影響はエピジェネティックと呼ばれています。
 
 
 エピジェネティックとは、遺伝子そのものを変える作用ではなく、遺伝子が働くための調節を行う構造に影響することです。
 
 
 
 エピジェネティックな変化の代表的な生化学プロセスは3つあります。


 DNAのメチル化、ヒストンタンパク質の変化、マイクロRNAの変化、です。
 
 
 
 ヒストンタンパク質とは、DNAをコイル化するときに核となるタンパク質です。
 
 
 マイクロRNAは、DNAの情報発言をコントロールするのに使われるものです。
 
 
 
 男性の精子すなわち、生殖細胞の遺伝子そのものは生まれてからそのまま変化することはありません。
 
 
 
 しかし、その男性が若い時に経験する環境の変化や病気が精子に影響を及ぼすのです。
 
 
 これがエピジェネティックな変化です。
 
 
 
 最近の疫学研究や基礎医学研究によると、エピジェネティックな変化はその後の世代にも伝えられることがわかってきました。
 


 射精されて受精するまでの非健康的な生活習慣の間に、精子へのダメージが子孫に残るのです。


 女性だけでなく男性の喧嘩管理も大切なのです。

 

 

ドクターヘリの内部、沖縄は離島やヤンバル地区もあるのでヘリは不可欠です。

 

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