総合診療医からの健康アドバイス

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日野原式体温の解釈とは

2016-12-17 09:33:45 | 日野原先生の教え

 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。昨日、一昨日とロシアのプーチン大統領が安倍総理の地元山口県を訪れたり、東京で会談したりとものものしい中、執り行われましたが、あのプーチン大統領の遅刻。どう考えてもわざとでしょう。そうとしか思えません。これも外交戦略の一つなのでしょうか。では日野原先生のお話です。

 

 

徳田:日野原先生、今回はバイタルサインについてコメントをお願いします。

 


日野原:バイタルサインとは体温、呼吸、脈、心拍を指します。


 よくある誤解に、発熱は37℃以上、というのがあります。


 私の体温は朝起きたら35℃3分くらいです。


 ですから私は36℃以上になったら発熱です。


 37℃以上を発熱とみなすのはこどもと青年くらいです。


 年齢とともに体温は徐々に下がって、私のように35℃台が平熱になります。

 


徳田:そうすると先生の体温が37.5℃となると、子供の38.5℃にほぼ匹敵するということになりますね。

 


日野原:そうです。


 だからよくいわれる老人の「無熱性肺炎」という表現は間違いです。


 ほとんどの肺炎患者では発熱はあるのです。


 患者さんが入院したら、「あなたの平熱は何度ですか?」と聞きましょう。


 体温の境界線を全部37℃を境にするのが間違っているのです。


 平熱プラス1度のポイントに境界線を引いておくと良いでしょう。

 


徳田:個々人に合わせたバイタルサインの評価が必要ですね。


 

 

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