皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。昨日から全国で本格的な冬が始まりましたね。沖縄でも平年より低い、最高気温が18℃しかなかったです。本土からしたら暖かい気温ですが、沖縄県民からしたら、20℃を下回るだけで「寒い」という感じです。インフルエンザやノロウイルスも流行しています。体調管理にはお気をつけ下さい。では、日野原先生のお話です。
徳田:今回も引き続き「タッチ」についてお願いします。
日野原:人と接するとき、温かいまなざしと温かい手、そしてことばによって私たちはその人のいのちにタッチできるのです。
いのちにタッチするということはとても大切です。
徳田:ヒューマンタッチですね。
日野原:医療従事者だけでなく、多くの人々に知っておいてほしいと思います。
病気を持っている人をお見舞いに行くとき、あるいはご老人の施設に高齢の方を訪ねるとき、温かいまなざしと手とことばでタッチすることができれば深い満足感を与えることができるのです。
認知症の患者さんであっても、笑顔に接したり、温かい手に触れることで「昔会った人だな」と思いだされたり、忘れてしまった出来事を思い出したりするのですよ。
徳田:全人医療を実践している医師は患者さんと接するときにはいのちを感じながら接していますが、多くの人々も実践できるということですね。
日野原:生きがいを持っている人にタッチして、その人のことばを受け取ることが、自分も生きがいを持ち続けることにつながります。
そのタッチの感覚を楽しむ。
人に会うときに笑顔で接し、お互いにコミュニケーションを良くすることが大事です。
年だからできないということなどありません。
情熱さえあれば、いつでも人とのタッチを楽しむことができるのです。
徳田:次回もまたお願いします。
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