総合診療医からの健康アドバイス

健康や医療に関する情報をわかりやすくお届け致します
ステキな沖縄の風景も少しお届けします

下痢予防で抗菌薬服用は勧められない

2023-12-07 10:07:49 | 医療情報
 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 
 今日の沖縄は天気予報では、晴れですが、ここ南城市上空は厚い雲に覆われています。予想最高気温は22度です。田舎に住んでいると気が付かないですが、那覇市内などではバイクが当たり前のように、車と車の間を走っていきます。信号などで停車中はもちろん、走行中もあります。あれって違反なの知っているのでしょうか。そして、かなり危険なのわかっているのでしょうか。バイクに乗る方は気を付けた方がいいと思います。では、本題へ。

 

 予防のための薬剤はどうか。

 

 一般に、抗生物質はお勧めできない。

 

 副作用のリスクのほうが上回るからだ。

 

 また、抗生物質の内服は重症化の可能性もある偽膜性腸炎のリスクもある。

 

 例外は、臓器移植後で免疫抑制剤内服中などの免疫不全患者など。

 

 そのような病気を持つひとは担当医と相談したうえで抗菌薬の予防的内服を検討することも必要だ。

 

 下痢をきたす病原体向けのワクチンで勧められるのは腸チフス予防のワクチン接種。

 

 これは、腸チフスの流行地である南アジアや東南アジアに渡航する場合には接種をお勧めする。

 

 

 

 沖縄本島中部、うるま市の風景です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

徳田安春・公式ツイッター

https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda

健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。

 

ナースの皆様、お待たせしました。「ナースのための、こんなときフィジカルアセスメント“バイタルサイン編”」が発売中。面白いのにタメになる、とっておきのテキスト、できました。皆様のレベルアップにお役立て下さい。

 

待望の新刊が発売中!「病気と身体所見の診断学:検査なしでここまでわかる」こちらもお試し下さい。必ずやためになることでしょう。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とクローバル・スケールでの先端医学のホットな情報を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2021のジャンル別賞の健康部門3位を受賞しました。

 

迅速・的確なトリアージができる!ナースのための臨床推論」【単行本】【2016】徳田安春、こちらナースの皆様はもちろん、これからナースを目指す方、看護の情報を知りたい方にもどうぞ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 渡航者下痢の予防原則 | トップ | 2023 12月のコーヒーブレイク »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療情報」カテゴリの最新記事