総合診療医からの健康アドバイス

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アポトーシスによるがん化の抑制

2017-06-27 09:37:28 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。すごい。将棋の藤井四段は昨日の竜王戦予選で、実に30年ぶりとなる29連勝を成し遂げました。すごいですね。中学生ですよ。しかし、これからの相手は段々と強い相手になります。是非、勝ち進んで、羽生三冠との公式戦を見たいですね。では、本題へ。
 
 
 
 
 ドクソルビシンというDNAを傷つける薬剤によるアポトーシスの頻度も、象のリンパ球細胞では25%であり、人間のリンパ球の頻度(約8%)の倍以上でした。
 
 
 傷ついた細胞を処理する機能が高いのです。
 
 
 
 
 さて、象はがんになりにくい、ということはわかりました。
 
 
 その「自然の」防御メカニズムについてもわかりました。
 
 
 
 
 この話は、象はすごいと感心して終わり、というわけではありません。
 
 
 医学がすべきことは、自然のメカニズムについて人工的に真似をして、治療への応用可能性を追求することです。
 
 
 将来、これを応用した技術でがんの治療が行われることが期待されます。

 

 

昨日と同じく北谷の海岸

 

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