膀胱がんのリスクを減らす方法

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は曇り時々雨。予想最高気温は29度と、私の記憶が確かなら、七月のこの時期、台風以外での30度以下の気温は、初めてではないでしょうか。太平洋高気圧の勢力が弱まり、梅雨前線が下りてきての、戻り梅雨になっています。しばらく、続くそうです。まあ、熱中症指数が、厳重警戒から要注意にランクが下がったので良しとしましょう。では、本題へ。

 

 

 

　膀胱がんになる最大のリスクはタバコです。

　膀胱がん患者全体のうち、約半数のケースでタバコが原因となります。

　タバコは大部分のがんの最大のリスクであるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞などの血管の病気や慢性閉塞性肺疾患の最大のリスクでもあります。

 

　世界的に膀胱がんは増えています。

　アジア各国で喫煙者が爆発的に増えているからです。

　喫煙している人には、タバコを止めるための禁煙治療を受けることをお勧めします。

 

　膀胱がんの次のリスクは化学物質への曝露です。

　塗装業、金属業、運送業などの職業の人でリスクが高くなります。

　ベンゼンなどの芳香族化合物やディーゼルなどの吸入などではかなりリスクが高くなります。

 

　タバコと化学物質以外には、寄生虫（日本住血吸虫）、遺伝的体質やその他の要因が関係していますが、一つ一つのリスクはあまり大きくはありません。

　膀胱がんの予防では、やはりタバコを吸わないことがもっとも重要です。

　特に、塗装業、金属業、運送業などの職業の人はタバコを吸わないようにしましょう。

 

佐敷干潟は広いです。

 

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