総合診療医からの健康アドバイス

健康や医療に関する情報をわかりやすくお届け致します
ステキな沖縄の風景も少しお届けします

サプリによる救急疾患

2022-12-05 10:17:35 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日の沖縄は晴れのち曇り時々雨。予想最高気温は26度です。昨日は三年ぶりにNAHAマラソンが開催されましたね。沿道の声援とおもてなし、差し入れは日本一と言われています。笑い話ではないですが、走る前より体重が増えた、なんていわれるほどです。今日はあちこちで足を引きずりながら仕事をしている光景が見られます。そして、ガンバレ日本。では、本題へ。

 

 最近、興味深い研究結果が米国から発表された。

 

 全米の代表的な救急室に受診した患者のなかでサプリの副作用が原因で受診したケースを調べたもの。

 

 結果は、年間2万3千人もの患者がサプリによる副作用で救急受診していた、という。

 

 そのうち年間2千人以上が入院加療となっていた。

 

 患者層の年齢に特徴があり、もっとも多い年齢層は20~34才(28%)で、次に多い年齢層は小児(21%)。

 

 小児の誤飲を除くと、66%が薬草または栄養補助食品によるもので、32%が微量栄養素によるもの。

 

 副作用の内訳を細かくみてみると、薬草や栄養補助食品では、減量目的のサプリは救急受診の26%、エネルギー増強剤は10%を占めていた。

 

 

 

 沖縄本島中部、うるま市の海岸です。

 

日本のコロナ対策の何が問題なのかについてわかりやすく書いた本。「新型コロナウイルス対策を診断する 増補版」コロナにかからないため、そしてかかっても重症とならないための最新のサイエンスを満載。ウイルスの起源や進化までもカバーしています。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

徳田安春・公式ツイッター

https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda

健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。

 

好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選収集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな情報もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。

 

健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。

 

ナースの皆様、お待たせしました。「ナースのための、こんなときフィジカルアセスメント“バイタルサイン編”」が発売中。面白いのにタメになる、とっておきのテキスト、できました。皆様のレベルアップにお役立て下さい。

 

待望の新刊が発売中!「病気と身体所見の診断学:検査なしでここまでわかる」こちらもお試し下さい。必ずやためになることでしょう。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とクローバル・スケールでの先端医学のホットな情報を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2021のジャンル別賞の健康部門3位を受賞しました。

 

迅速・的確なトリアージができる!ナースのための臨床推論」【単行本】【2016】徳田安春、こちらナースの皆様はもちろん、これからナースを目指す方、看護の情報を知りたい方にもどうぞ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビタミンEの謎 | トップ | サプリの副作用 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療情報」カテゴリの最新記事