皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
今日の沖縄は晴れ時々曇り。予想最高気温は31度です。朝晩は少し過ごしやすくなりましたが、日中は熱中症対策が必要です。そんな中、U-18の野球日本代表が優勝しました。日本の底力が証明されました。ラグビーも初戦に勝ちました。そこで驚いたのが、サッカーの日本代表。強化試合とはいえ、あのドイツに4-1で勝利しました。サッカーに詳しくないですが、ドイツはベストメンバーだったのですか、若手中心とかですか。そんな試合でした。やったね日本!では、本題へ。
若くて健康な人々ではインフルエンザにかかったとしても数日間で自然回復する。
肺炎になるリスクは限りなくゼロに近い。
もちろんゼロではないが、大量のインフルエンザの中から健康な人が死亡するリスクは限りなくゼロに近いのだ。
高熱、倦怠感、咳、筋肉や喉の痛みはつらいので、薬を飲んで早く治したい、という気持ちが多くの人々にはある。
その気持ちはよく理解できる。
しかし、膨大な数の臨床研究データによると、抗インフルエンザ薬はこのような症状を平均で約一日短くすることができる程度の効果があるくらいのみなのだ。
しかも、そのような効果を得るためには、発症から48時間以内に使用する必要がある。
つまり、5日で治る病気が薬を使うと4日で治るということだ。
イナビルでもタミフルと同程度の効果があったというデータはあるが、内服薬のタミフルよりよく効くというデータはない。
もちろん、1回吸入式なので、簡便性に優れていることは確かだ。
それでも、効果としてはその程度なのだ。
沖縄本島南部、豊見城市の風景です。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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