皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。とうとう終わってしまいました。高校野球、夏の甲子園。今回は第99回大会ということで注目されてましたが、決勝はどちらも今まで優勝したことの無い、広島県代表の広陵と埼玉県代表の花咲徳栄。お互い頑張りましたが、優勝は花咲徳栄でした。埼玉県民の皆様、おめでとうございます。しかし、甲子園が終わると、そろそろ秋の気配のはずが、沖縄はまだまだ夏真っ盛りです。では、本題へ。
最近、米国医師会と世界医師会が相次いで、核兵器の全廃と禁止を求める文書を全ての国々を相手に提案しました。
なぜ、医師の団体がこのような提案をするのでしょうか。
それは、核戦争の医学的結末の「恐ろしさ」を科学的に知っているからです。
医師が行うべき医の倫理行動には、患者の健康を増進させるための診療活動がもちろん含まれていますが、あらゆる健康被害を最小限にするための患者や一般の人々、そして政治家の教育活動も含まれています。
なぜ、いまこの時期なのでしょうか。
それは、核戦争の可能性が現実味を帯びてきているからです。
約70年前の広島・長崎への原爆投下の直後に広島を訪れた、マルセル・ジュノー医師は、原爆で破壊された広島市を「手のひらのうえのようになにも残っていない」と世界に向けて報告しました。
実はこれが、医師による反核活動の始まりでした。
南城市より太平洋を望む
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