総合診療医からの健康アドバイス

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二日酔いの医学

2019-08-10 10:24:51 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 今日の沖縄は曇り時々雨。予想最高気温は29度です。昨日行われた、沖縄県代表、沖尚対千葉県代表、習志野高校の試合は、一点を取り合ういい試合でした。習志野の最後のピッチャーはかなりすごいピッチャーでしたね。あれは、高校生では打てないと思います。しかし、女子テニスの大坂選手も残念でしたね。やはり、セリーナは強かったです。では、本題へ。
 
 

 二日酔いのもっとも有効な予防法は、あたりまえですが、飲むお酒の量を少なくしておくことです。



 エタノール量に換算して、女性や高齢者では1日あたり10グラムまで、男性では20グラムまでとするとよいでしょう。



 ただし、アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドを分解する酵素を遺伝的に持っていない人は飲まないほうがいいでしょう。


 お酒を少量でも飲むと顔面が紅潮する人です。



 また、二日酔いをきたしやすいお酒の種類というのがあります。


 ウイスキーやウォッカなどの色のついたお酒がそうです。


 お酒を作るときに発生する副産物や添加物が含まれていると、二日酔いをおこしやすくなるようです。



 ウイスキーでは、バーボンウイスキーがリスクが高いようです。


 また、ビールでは、濃いビールより薄いビールの方が二日酔いのリスクが低いです。



 さらに、空腹時にはアルコールの吸収速度が速くなるので、二日酔いになりやすくなります。


 空腹で飲むことは避けましょう。



 お酒は利尿作用があるために、水分とともに、大切なミネラルやビタミンも喪失させます。


 ミネラルではカリウムやマグネシウムが失われやすいですね。



 ビタミンでは、ビタミンB群などの水溶性ビタミンが失われやすくなりますが、脂溶性ビタミンのうちでは、ビタミンAが失われやすくなります。

 

とある場所にいたシーサー君。

 

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1 コメント

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利尿作用とミネラル・ビタミン (素人)
2019-08-10 17:16:59
「お酒は利尿作用があるために、水分とともに、大切なミネラルやビタミンも喪失させます。」と書いてありますが、利尿作用は「酒(アルコール)でなくても」ミネラル・ビタミン類を喪失させるのでしょうか?
私はコーヒー・緑茶・紅茶などが好きでHOTで自分で入れて(砂糖抜きですが)よく飲みます。あと、鼻水や目のかゆみがあると小青竜湯を飲みます。どれも「利尿作用」があるようです。
アルコール飲料ではなくても、利用作用がある飲食物を摂取するとミネラル・ビタミン類が喪失するのでしょうか? なんか心配になってきました。

「とある場所にいたシーサー君」なんか酔っ払って「もっと酒くれ」って言ってるみたいな。
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