皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
やりましたね。昨日の平昌オリンピックでモーグルの原選手と高梨選手が銅メダル。スピードスケートの高木選手が銀メダルと一気に三個もメダルを獲得しました。高梨選手は前回の悔しい思いをばねに頑張ってきた、と言ってました。金でなく悔しい、と言ってましたが。それは次回にとっておきましょう。とにかくおめでとうございます。では、本題へ。
1970年代にアメリカ政府やアメリカの主な栄養関係の学会は、低脂肪で高炭水化物の食事を摂取するように推奨し始めました。
脂肪が悪とされたのです。
しかしその後の40年間にアメリカ人で見られた現象は、言うまでもなく、肥満と糖尿病の爆発的な増加です。
一方で、アメリカ人の食事における脂肪成分の摂取量は平均して25%も減っていたのです。
最近の研究から、加工した糖分の摂取が最も肥満や糖尿病につながることが判明しました。
特にチップス、クラッカー、クッキー、そして糖分入りの甘いドリンクです。
そしてついに2015年、アメリカの栄養所要量の基準から1日の脂肪の摂取の上限量が撤廃されたのです。
脂肪はそれほど悪ではなかったのです。
光の差し具合を撮るのは難しいですね
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