総合診療医からの健康アドバイス

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象が癌に罹りにくい理由

2023-02-21 10:34:21 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日の沖縄は曇り。予想最高気温は19度です。今朝は寒さで目が覚めて、窓を開けると風がとても強いです。防寒対策万全で出かけないと、風邪をひきそうです。考えてみたら、まだ二月。この寒さが普通なんですよね。来週には三月になります、しばらくは感染症対策として、マスク手洗い睡眠をとります。換気の悪そうな所へは行きません。食べ過ぎないように栄養を摂ります。では、本題へ。

 

 がんに罹りにくい機構を持つであろうと考えた研究者らは、そのような象の遺伝子を調べ、代表的な「がん抑制遺伝子」であるP53遺伝子を多数持っていることがわかった。

 

 P53遺伝子を1対しかもたない人間に対し、象は20対も持っていたのだ。

 

 P53遺伝子の働きは、重要な遺伝子にダメージ受けた細胞を自殺(アポトーシスとよばれています)に追い込むこと。

 

 これによって、がん化した細胞を排除している。

 

 今回の研究者たちはさらに、P53遺伝子の働きの差をみています。

 

 放射線障害によるアポトーシスの頻度は象のリンパ球細胞では15%であり、人間のリンパ球の頻度(約7%)の倍以上だった。

 

 ドクソルビシンという細胞毒(名称からして毒のような印象がありますが)によるアポトーシスの頻度も、象のリンパ球細胞では25%であり、人間のリンパ球の頻度(約8%)の倍以上だったのだ。

 

 

 

 沖縄本島北部、名護市の海岸です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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