総合診療医からの健康アドバイス

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心房細動の偽陽性リスク

2020-04-08 11:16:39 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日の沖縄は晴れ時々曇り。予想最高気温は21度です。一都六県で緊急事態宣言が出ました。しかし、強制力はありません。日本人が試される期間です。収束に向かうか、拡大するか。沖縄県は感染拡大警戒地域に入りました。非常事態宣言は出てませんが、県民みんなで乗り切りましょう。手洗いを忘れずに。では、本題へ。

 
 70歳代の高齢者に対して前回紹介した検査を行ったらどうなるかについてみてみよう。
 
 
 先に紹介した日本人の心房細動 データでは、70歳代男性で3%、70歳代女性で1%。
 
 
 合わせると約2%になる。
 
 
 
 70歳代の百万人では心房細動が2万人、そして心房細動の無い人が98万人ということになる。
 
 
 
 この98万人も心電図検査を受けるので、5%の偽陽性率をかけると4万9千人が誤って心房細動とされることになる。
 
 
 
 もし、このうち半分の人たちが血液サラサラの薬を内服することになれば、その薬によって深刻な出血のリスクが絶対的に1%増加することから、250人の人々で深刻な出血をもたらす可能性がでてくる。

 

 

 個人でできる感染予防

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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