アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

横浜ドリームランド吹奏音楽隊 6

2007-06-14 16:41:34 | 音楽
ドリームランド音楽隊ではパレードのさい譜挟で楽譜をはさんで、譜面を見ながら演奏していました。

楽譜棚には1パートあたり、常時60曲前後楽譜が用意されていました。(全部で20パート位あったと思います。)新曲も1ヶ月に最低2~3曲多いときは10曲以上用意されたと思います。

またエキストラも常時まったく同じ人が来るわけではないし、病気で社員が休む場合もあるので暗譜で演奏するよりも譜挟を使用し楽譜を見ながら演奏する方が実用的だったのです。

このパレードで使う譜挟用譜面にはいくつかの思い出があります。

風が強い日(雨や雪ではパレードは中止になるのですが、どんなに強風でもパレードは行われました。)に、譜面がつむじ風にあおられて3~4枚巻き上げられ、ひらひらと大空の彼方へ飛んで行ってしまったり。(私の譜面ではない。普通は自分で、とりに走って回収するのですが、行方不明になったのは2、3回見たことがあります。)

ある時は、パレードの最後の曲になる前(ドラムマーチがなっている時)2番トランペット吹きが「最後の譜面がない!!!」と騒ぎ出しました。(曲は夜のストレンジャーです。)

私に向かって「セカンドの譜面もってる?」と聞くのです。
当然、私はファーストの譜面しか持っていません。この日は、トランペットは2本。セカンドトランペットの音がないと、トランペットの音は1本のみです。

彼は何度も焦りながら、自分の譜面を探しましたがお目当ての譜面はありませんでした。

単純に、彼はその楽譜を用意するのを忘れたのです。

コールサインがなり曲が始まりました。私は、しかたなく1本で演奏したのでした。
コメント (2)
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