今朝の信州気温は10度、暗い朝が明けると、雲一つない空
少し涼しげな9月の晦日を少し速足で体を温めながら歩いて
いますと、慌てたスズメの集団がわずかに残ったたんぼの
稲の間から飛び立つのが面白く歩いてきました。
1972年9月29日に時の総理田中角栄と中国の周恩来首相が
日中共同声明に調印し、日本と中国の国交が正常化し今年
は50年となりましたが、昭和47年当時のGDP=国内総
生産は、中国が1136億ドルで、日本は3180億ドル、当時
はアメリカに次ぐ世界2位の経済大国となっていた、日本
その違いが懐かしく思い出されます。
ところが、2010年に何と逆転してしまいました。この年の
日本のGDPは5兆7590億ドル。中国は6兆871億ドルとな
って、日本は世界2位の経済大国から陥落してしまい今も
その差は広がり続け最近は比べ物にもなりません。
50年の節目に内閣府が外交に関する世論調査を実施して
発表されています、それは若い世代ほど中国への親近感が
高いことが分かります。中国に「親しみを感じる」とした
比率は70歳以上で13.2%、60代で13.4%と低迷。していて
40代では24.6%とやや上昇し、18〜29歳では41.6%と全体
平均20.6%の2倍超となっているそうです。
所が今、中国では”反日ムード”が徐々に広がっているといわ
れています。昨年、日本記者が江蘇省・蘇州の夜の飲食店
街を訪ねました。歩行者天国でにぎわい、看板はどれも日
本語が目立っていて、多くの人がたこ焼きなど「日本グル
メ」を堪能していました。“日本に行った気分になれる”と
SNSで話題となり、和服姿で写真撮影できる人気スポット
でした。しかし、現在は和服を着た人は1人もいません。
そして、目に付いたのが黒色の格好をした人。今年の夏に
増員されたという監視員です。いたる所に立っていて、周
りを見回しています。撮影する人を見つけると、静かに近
づいて見張っていました。
監視態勢強化の背景には、この街で起きた“ある事件”が関係
していました。和服姿で撮影していた女性に対し、警察が
怒鳴る映像が中国のSNSに投稿されました。
女性 「撮影に来ただけです」
警察 「中国服ならこんなことは言わない。でも、和服
を着ている。おまえは中国人だろ!」
女性 「そんな大声で怒鳴らないで」
警察 「協力しなさい」
女性 「どんな理由で?」
警察 「騒乱挑発罪だ」
女性 「和服を着ただけで?」
警察 「一緒に来なさい」
女性は5時間にわたって拘束され、和服は警察に没収され
ました。中国のSNSには「和服で出歩くのはどうなんだ」
「民族感情を無視している」と、和服の女性を批判する
コメントも見られて双方の交錯した意見が溢れました
そして、そのSNSは削除されてしまいました。
残念ながら日本の感覚と中国の感覚では相当のずれを感
じ日本の若者たちと高齢者とも相当の感覚のずれがあり
今回の国葬の反対賛成の感覚のズレとそっくりです。
いつどこでボタンの掛け違いが生じたのか判りませんが
我々ももっと広い世界観が必要なのかもしれません
一寸ショッキングな日中国交正常化50年でした。










少し涼しげな9月の晦日を少し速足で体を温めながら歩いて
いますと、慌てたスズメの集団がわずかに残ったたんぼの
稲の間から飛び立つのが面白く歩いてきました。
1972年9月29日に時の総理田中角栄と中国の周恩来首相が
日中共同声明に調印し、日本と中国の国交が正常化し今年
は50年となりましたが、昭和47年当時のGDP=国内総
生産は、中国が1136億ドルで、日本は3180億ドル、当時
はアメリカに次ぐ世界2位の経済大国となっていた、日本
その違いが懐かしく思い出されます。
ところが、2010年に何と逆転してしまいました。この年の
日本のGDPは5兆7590億ドル。中国は6兆871億ドルとな
って、日本は世界2位の経済大国から陥落してしまい今も
その差は広がり続け最近は比べ物にもなりません。
50年の節目に内閣府が外交に関する世論調査を実施して
発表されています、それは若い世代ほど中国への親近感が
高いことが分かります。中国に「親しみを感じる」とした
比率は70歳以上で13.2%、60代で13.4%と低迷。していて
40代では24.6%とやや上昇し、18〜29歳では41.6%と全体
平均20.6%の2倍超となっているそうです。
所が今、中国では”反日ムード”が徐々に広がっているといわ
れています。昨年、日本記者が江蘇省・蘇州の夜の飲食店
街を訪ねました。歩行者天国でにぎわい、看板はどれも日
本語が目立っていて、多くの人がたこ焼きなど「日本グル
メ」を堪能していました。“日本に行った気分になれる”と
SNSで話題となり、和服姿で写真撮影できる人気スポット
でした。しかし、現在は和服を着た人は1人もいません。
そして、目に付いたのが黒色の格好をした人。今年の夏に
増員されたという監視員です。いたる所に立っていて、周
りを見回しています。撮影する人を見つけると、静かに近
づいて見張っていました。
監視態勢強化の背景には、この街で起きた“ある事件”が関係
していました。和服姿で撮影していた女性に対し、警察が
怒鳴る映像が中国のSNSに投稿されました。
女性 「撮影に来ただけです」
警察 「中国服ならこんなことは言わない。でも、和服
を着ている。おまえは中国人だろ!」
女性 「そんな大声で怒鳴らないで」
警察 「協力しなさい」
女性 「どんな理由で?」
警察 「騒乱挑発罪だ」
女性 「和服を着ただけで?」
警察 「一緒に来なさい」
女性は5時間にわたって拘束され、和服は警察に没収され
ました。中国のSNSには「和服で出歩くのはどうなんだ」
「民族感情を無視している」と、和服の女性を批判する
コメントも見られて双方の交錯した意見が溢れました
そして、そのSNSは削除されてしまいました。
残念ながら日本の感覚と中国の感覚では相当のずれを感
じ日本の若者たちと高齢者とも相当の感覚のずれがあり
今回の国葬の反対賛成の感覚のズレとそっくりです。
いつどこでボタンの掛け違いが生じたのか判りませんが
我々ももっと広い世界観が必要なのかもしれません
一寸ショッキングな日中国交正常化50年でした。









