My ordinary days

ようこそいらっしゃいました!
ふと思い立ち第2のキャリアを始めてしまった、流されがちなひとの日々を綴るブログです

吉田修一「最後の息子」

2009-11-23 11:33:34 | 読書
「横道世之介」が面白くて

(よくちゃん→たとっちに回ってる 世代が一緒~
 よくちゃん:いろんなリアルな場面が浮かんできて痛い~あの時期体感してない人は細かい描写わがるのかなー 作品他にもお持ちならお貸しくださる??
 たとっち :・・・はまるうける・・・)

既刊本を買ってみた。
文学界新人賞をとったという表題作と、「破片」「Water」の3作の中篇が収録されています。


幼い頃、自分の目の前で母を亡くしストーカー気味の男や、兄を事故で失った高校生や家出した母親や
普通に日常にあるだろう悲劇・事故事件を
陰鬱になることなく普通に表現していて、ものすごくさっぱりとした小説を書く人なんだなぁ
と。

それぞれおもしろかったのですが、私は「Water」が気に入りました。
水泳部の高校生のお話。

キュートな青春小説、なんてウラ表紙に書かれているけどキュートというよりはもう一つのうたい文句”さわやかな” お話だった。