12あるお話のタイトルすべてに「記憶」という言葉を持つ短編集。
「記憶」シリーズの3作目、とのことですが前2作は未読です。
ホラー風味のもの、ミステリ仕立てのものとありますが
人の記憶の正確さまたは不確かさ、そして「今」見つめ返す、戻らない時間の切なさ。
それらが作中に織り込まれたお話。なにげなく手にとった本でしたが、それぞれの話に引き込まれました。
中でも「水の記憶」が良かった。
SFがちょこっと入っているかな? 単に主人公の内部で記憶の再構築が行われただけかもしれませんが、数十年抱えていた胸のつかえを浄化させるプロセス・・・設定としてそう目新しいものではないけれど、うまい!
ぐっときました。
「記憶」シリーズの3作目、とのことですが前2作は未読です。
ホラー風味のもの、ミステリ仕立てのものとありますが
人の記憶の正確さまたは不確かさ、そして「今」見つめ返す、戻らない時間の切なさ。
それらが作中に織り込まれたお話。なにげなく手にとった本でしたが、それぞれの話に引き込まれました。
中でも「水の記憶」が良かった。
SFがちょこっと入っているかな? 単に主人公の内部で記憶の再構築が行われただけかもしれませんが、数十年抱えていた胸のつかえを浄化させるプロセス・・・設定としてそう目新しいものではないけれど、うまい!
ぐっときました。