招待券をいただき、東京オペラシティアートギャラリーにいってきました。今回の展示は
「五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年」
ということで、西洋音楽が日本に入ってきて約150年となるなか、文化史を軸にして日本人がどのように西洋音楽を受け入れ、どのように音楽と向き合い、自分たちの音楽をつくり上げてきたかをたどるもの、だそうです。
楽譜、楽器、書簡、公演プログラム、レコード、絵画、といろいろな資料が明治大正昭和、そして戦後から現代にかけて、と4期にわけられて展示されていました。
Ⅰ まずは宣教師の讃美歌、それから軍楽隊から入ったようですね、せいようおんがく。そして唱歌がつくられ複合芸術としてオペラが上演され・・・オペラなんだ、ストーリーついている方が音楽が聴きなれなくてもわかりやすいから? 鉄道唱歌も明治期のもので、そっか鉄道。ふるいのね。次男くんに伝えねば、と違うことを考える。
Ⅱ 正期に入ると楽譜なども出版されるのですが、セノオ楽譜、という会社の楽譜が何点か展示されていて、竹久夢二とかが表紙絵を描いているのですねえー。絵付きかあー、としげしげと見てしまった。絵、を。童謡の提唱ということで発刊された「赤い鳥」なんかも展示。 童謡か。。児童向けの詩の絵本のように捉えていたな・・。
そして、ベートーベンの「第九」の日本での初演が大正期だそうで・・十分に古いというかムカシだけど、この同じ音楽を、この時代の人たちも聴いたり歌ったりしていたんだということが不思議、。。。やはりですね、芸術の中でも音楽は時間関係なく再現できるのがすごい。何百年前の人たちが聴いて感動していた音楽をそっくり同じではないかもしれないけれど、現代の人たちによって現代の楽器で再現される。そしてやはる普遍的によいものは人々の心を動かすのです。
すごい。
プロコフィエフが来日したのもこの頃・・・音楽だけ聴いていると昔の音楽、だなんて感じないのだけど、大正時代!と思うと大昔のように思えるのはなぜかしらん。
Ⅲ 昭和に入りラジオ放送も始まり、西洋音楽の作曲家もたくさんでてきたようで
楽譜が何点が展示されていましたがみなペン書きなのね ペンで書き、赤鉛筆?でいろいろ修正しているような
音楽に関する私信なども展示されていて、みなさん字がきれい~ 坂口安吾が記した手紙には「芸術は音楽と美術の結合である」?というようなことが書かれていて、この時代の人というのは、なんていうのでしょうかね、真面目というのか 日本がどのように前進していくのかをきっといろんな角度からいろんな人が一生懸命に考えていたのだろうなと思わされましたね。
民歌謡、戦時歌謡、そしてシュトラウスの「紀元2600年の祝祭」の楽譜もあり、
なんで日本の作曲家に作らせなかったのかそういう説明はなかったような気がするけれど たくさんの外国人音楽家を招いては日本の音楽を発展させていこうという国策もあったのでしょうね、戦前に。
Ⅳ 最後、戦後の音楽についての室内では、同様のミニコンサートが開かれていて
(会場をみている間中聴こえていました)鉄道唱歌を合唱で歌ったり、山田耕筰「あかとんぼ」をソロで歌ったり・・・ちょうど私が前の展示室を出たくらいでコンサートが終了し、まあちょうどよかったのかな?演奏中は展示なんてみられないですものね。聴くことはできたからまあよいの。
明治期に比べれば最近のものなので、エキスポ(大阪万博ね)関連の作品や「ゴジラ対キングギドラ」のテーマ曲、武満徹さんの楽譜やなんの曲だっけな、大きい楽譜、畳み半畳くらいはありそうなサイズのビッグなのまで展示されていて(何種類の楽器使ったんだろ)面白かった。
この時代になると鉛筆かシャーペンを使ってますね、楽譜を書くのに…そんなとこに注目してどうする?なんだけど・・・で、なんか雑?
昔のペン書きの時代はもうそれが清書になってしまうくらいきれいなものでしたが、すぐ消して治せると思うとチャチャット書いちゃうのかな
でも、平成の今はもうデータで残しちゃうのかな、作曲する時に。
そういうテクニカルの部分はものすごく変わってきているのでしょうけれど、楽譜があればその時代の音楽を再現でき、でも全ての演奏は一期一会ですからなお面白い。
実はそんなに期待もせずに出かけたのですが、とても興味深い展示の数々でした。うん。よかった。
「五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年」
ということで、西洋音楽が日本に入ってきて約150年となるなか、文化史を軸にして日本人がどのように西洋音楽を受け入れ、どのように音楽と向き合い、自分たちの音楽をつくり上げてきたかをたどるもの、だそうです。
楽譜、楽器、書簡、公演プログラム、レコード、絵画、といろいろな資料が明治大正昭和、そして戦後から現代にかけて、と4期にわけられて展示されていました。
Ⅰ まずは宣教師の讃美歌、それから軍楽隊から入ったようですね、せいようおんがく。そして唱歌がつくられ複合芸術としてオペラが上演され・・・オペラなんだ、ストーリーついている方が音楽が聴きなれなくてもわかりやすいから? 鉄道唱歌も明治期のもので、そっか鉄道。ふるいのね。次男くんに伝えねば、と違うことを考える。
Ⅱ 正期に入ると楽譜なども出版されるのですが、セノオ楽譜、という会社の楽譜が何点か展示されていて、竹久夢二とかが表紙絵を描いているのですねえー。絵付きかあー、としげしげと見てしまった。絵、を。童謡の提唱ということで発刊された「赤い鳥」なんかも展示。 童謡か。。児童向けの詩の絵本のように捉えていたな・・。
そして、ベートーベンの「第九」の日本での初演が大正期だそうで・・十分に古いというかムカシだけど、この同じ音楽を、この時代の人たちも聴いたり歌ったりしていたんだということが不思議、。。。やはりですね、芸術の中でも音楽は時間関係なく再現できるのがすごい。何百年前の人たちが聴いて感動していた音楽をそっくり同じではないかもしれないけれど、現代の人たちによって現代の楽器で再現される。そしてやはる普遍的によいものは人々の心を動かすのです。
すごい。
プロコフィエフが来日したのもこの頃・・・音楽だけ聴いていると昔の音楽、だなんて感じないのだけど、大正時代!と思うと大昔のように思えるのはなぜかしらん。
Ⅲ 昭和に入りラジオ放送も始まり、西洋音楽の作曲家もたくさんでてきたようで
楽譜が何点が展示されていましたがみなペン書きなのね ペンで書き、赤鉛筆?でいろいろ修正しているような
音楽に関する私信なども展示されていて、みなさん字がきれい~ 坂口安吾が記した手紙には「芸術は音楽と美術の結合である」?というようなことが書かれていて、この時代の人というのは、なんていうのでしょうかね、真面目というのか 日本がどのように前進していくのかをきっといろんな角度からいろんな人が一生懸命に考えていたのだろうなと思わされましたね。
民歌謡、戦時歌謡、そしてシュトラウスの「紀元2600年の祝祭」の楽譜もあり、
なんで日本の作曲家に作らせなかったのかそういう説明はなかったような気がするけれど たくさんの外国人音楽家を招いては日本の音楽を発展させていこうという国策もあったのでしょうね、戦前に。
Ⅳ 最後、戦後の音楽についての室内では、同様のミニコンサートが開かれていて
(会場をみている間中聴こえていました)鉄道唱歌を合唱で歌ったり、山田耕筰「あかとんぼ」をソロで歌ったり・・・ちょうど私が前の展示室を出たくらいでコンサートが終了し、まあちょうどよかったのかな?演奏中は展示なんてみられないですものね。聴くことはできたからまあよいの。
明治期に比べれば最近のものなので、エキスポ(大阪万博ね)関連の作品や「ゴジラ対キングギドラ」のテーマ曲、武満徹さんの楽譜やなんの曲だっけな、大きい楽譜、畳み半畳くらいはありそうなサイズのビッグなのまで展示されていて(何種類の楽器使ったんだろ)面白かった。
この時代になると鉛筆かシャーペンを使ってますね、楽譜を書くのに…そんなとこに注目してどうする?なんだけど・・・で、なんか雑?
昔のペン書きの時代はもうそれが清書になってしまうくらいきれいなものでしたが、すぐ消して治せると思うとチャチャット書いちゃうのかな
でも、平成の今はもうデータで残しちゃうのかな、作曲する時に。
そういうテクニカルの部分はものすごく変わってきているのでしょうけれど、楽譜があればその時代の音楽を再現でき、でも全ての演奏は一期一会ですからなお面白い。
実はそんなに期待もせずに出かけたのですが、とても興味深い展示の数々でした。うん。よかった。