My ordinary days

ようこそいらっしゃいました!
ふと思い立ち第2のキャリアを始めてしまった、流されがちなひとの日々を綴るブログです

最近の読書

2011-11-12 18:31:13 | 読書
・大島弓子「グーグーだって猫である」6巻:☆☆☆ 
 最終巻。そろそろか?とは思っていましたが、切ない。サバ亡きあと、大島家の主猫だったもの。
・曽根綾子「狂王ヘロデ」:☆☆
 ユダヤの王ヘロデ、ユダヤの王となる幼子が生まれるという預言者の言葉を信じ、男の子の赤ん坊を大量虐殺させた王、ヘロデの物語です。そこのとこの描写はちょっとだけですが。魅力のある政治家ではあるけれど家族に関してはけして恵まれているとはいえず、猜疑心も強く心を許せるのはサマリヤ人の妻と従兄の側近だけ・・・狂っている、というほどではナイ描写と思うけれど。自分の子どもを殺してしまう所業は確かに狂っていますが、
・星よりこ「カーサの猫村さん」1巻:☆☆     
 お手伝い先を兼ねていたのかわかりませんが、猫村さんのもう一軒のお手伝い先でのお話です。建築関係の雑誌の出版社で働く猫村さん。猫の手も借りたいほど忙しい職場だったんですってさ。ははは
・河合隼雄/南新伸坊「心理療法個人授業」☆☆☆
 河合先生の心理学、心理療法の授業に生徒南伸坊がまじめな突っ込みを入れていきます。おもしろいです
・上橋菜穂子「獣の奏者」8巻:☆☆☆       
 最終巻、完結編です。そうなるのかなと思ったらやっぱり、なラスト。王獣かわいそうに。
・小林道憲「宗教とはなにか」:☆☆☆
 古代世界の神話と儀礼から宗教を考えていきます。死と再生、儀礼と象徴、罪と悪の自覚。ヘンな知恵のついたシューキョーより、自分のなかのプリミティブな感覚を信じたいと思う。
・帚木 蓬生「閉鎖病棟」:☆☆☆☆
 管理された精神科病棟で生活している患者たち。そこにも日常はあり事件はある。現役のドクターでもある作家さんですから表現が具体的です。精神を病む人とそうでない人の違いがわからなくなる。はなからわかっていませんけれども。 



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