さてさて7月1日に観てきた映画「ベルフラワー」の感想です。
遅くなってすみません~!
ストーリーやら解説、予告映像は公式サイトをご覧になって下さい。
「ベルフラワー」公式サイト → http://bellflower-jp.com/
俺の感想ですが・・・(注)ネタバレも書きますので知りたくない人は読まないで下さい!
まずこのポスターだけみると、
うおーっ、カッコエエ!世紀末っぽい!
凄い世紀末バイオレンスアクション映画か!?っと期待してしまいますよね?
映画の宣伝キャッチコピーの一部に~全世界の「マッドマックス2」ファンに捧ぐ~とか書いてあったし・・・
でも実際の内容は・・・アクションは少ないし爆破も火炎もショボい
「マッドマックス」のようなバイオレンスアクション映画として期待して観ると思いっきり期待はずれですよ。
雑誌「映画秘宝」でエガちゃんが
「マッドマックスファンの気持ちを弄びやがって!」
「オレオレ・ヒューマンガス詐欺だ!」って0点付けてた。
まあエガちゃんの気持ちもわかりますが
この映画は“マッドマックス度”を期待して観なければ
切ない青春映画としてなかなかおもろい異色の映画やと思います。
~もうダメだ、女は信じられない~
(このチラシは“マッドマックス度”が少なくて作品のイメージ通りです。)
「マッドマックス2」の世界観に憧れるオタク男の屈折したちょっと切ない青春映画でした。
女に裏切られた男の暴走・・・てか妄想?
映画の後半は現実のシーンなのか妄想のシーンなのかよくわからんかった。
暴走や錯乱したシーンも“派手”というよりも“切なさ”が漂う映画でした。
BGMも切ない曲が多かったし、映像もノスタルジックな雰囲気。
巨額の製作費を投じた大作と違って
こういう低予算映画はチープで荒削りやけど
低予算映画ならではの工夫やアイデアに満ち溢れているのが魅力なんですよねー。
自主制作映画をやっていた俺はそういう工夫やアイデアをみるのが
低予算映画を観る時の楽しみ方の一つになっているのです。
撮影機材なんかも高価な機材が使えないから、
機材なんかも手作りで作ったりしてるんでしょうね~
この映画ではカメラを改造して“監督の拘りの独特の映像”を創り出していました。
(カメラの改造のことは公式サイトにもちょっと書いてあります)
被写界深度がめちゃ浅くて画面のほんの一部にしかピントが合ってない映像が沢山でてきます。
普通の人が観たら「エッ、ピンボケ?」と思うかも。
画面が黄色がかったような映像もでてくるしフィルムが傷ついたような映像もでてきたりして
正直俺には監督の世界観がようわからんかったけど(笑)
ノスタルジックで幻想的な雰囲気は感じ取れました。
小道具なんかも手作り感たっぷりで
火炎放射器は鉄パイプむき出しなのが荒削りでよかったし、
火を噴く世紀末戦闘マシーン「メデューサ号」の塗装も
艶消しのブラックボディに手書きっぽく“MEDUSA”って書いてるのがいいですねー
メデューサ号の暴走シーンや火炎放射器のシーンがもっとあればアクションファンとしては楽しめたんやけど
予算の関係かな?メデューサ号と火炎放射器のシーンは少なかったです。残念。
しかし、バイクで事故るシーンがリアルで、思わず「うわっ!」って声がでそうになった。
一瞬やけど唐突やったからねー、衝撃的な演出!
まあ全体的に“マッドマックス度”は低いけど
悩める青春映画としてはけっこう意味深な作品やと思います。
(ウジウジドロドロとした嫌~な世界観ですが・・・)
ちなみに下の写真は20歳~21歳頃の俺です。
顎の大ケガをする前なので今とは顔がだいぶ違いますが、
まさにMAD MAXオタクな格好で(今でいうコスプレ?)
FZ400N“近未来無国籍MAD MAX仕様”に跨り夜な夜な彷徨っていましたw
俺もMAD MAXオタクやから(オタクにもいろいろありますが・・・)
ほんま「ベルフラワー」の主人公の気持ちがちょっとはわかるねん。
あまり人にオススメできるような映画ではないけど、
興味のある人はぜひ劇場へ。
大阪ではテアトル梅田で7月13日(金)までのようです。
それより「MAD MAX4」はいつになったらできるの?
ネットでいろいろ検索したら・・・
おおっ!4も5もまとめて撮ってるのね! まあ過度に期待しすぎないようにするけど楽しみ~!
これこそ全世界のMAD MAXファン、オタクたちは待ち望んでいます!