「アド・アストラ」感想（ちょいネタバレあり）美しい映像と静かな恐怖に息を呑む！

「アド・アストラ」を観てきました。
なかなか渋い映画で
見応えがありました。

ＳＦものですが
荒唐無稽な娯楽作品ではなく
リアリティを追求した近未来の
宇宙開発を描いたシリアスな映画。
（ぜんぜんリアリティ無いやろ！
　ってところもありましたがｗ）

派手さは少なかったものの
美しい映像と
静かな恐怖に息を呑み、
ブラピの演技に魅了されました。

ストーリーは
今から100年後の未来、
地球外生命体の探索中に
消息を絶った父（トニー・リー・ジョーンズ）の謎を追い
宇宙に旅立った息子（ブラッド・ピット）が
地球から43億キロ離れた宇宙で衝撃の事実を知る！

リアリティを追求した近未来観は
素晴らしかったです。
宇宙服や宇宙船は
現実のＮＡＳＡっぽくて
100年後でも
まだこんな重装備なのか
と思いました。
ヘルメットのシールドに
反射する光や
映り込む映像が効果的でした。

美しい宇宙空間の
映像は圧巻でしたが
音楽や効果音を抑えた演出が
静かに恐怖心を煽りました。

アクションシーンは少な目でしたが
月面でのカーチェイスは
おもしろかったし
クラッシュシーンは凄かったです。
無重力空間での
格闘シーンもよかったです。

ブラッド・ピットの
孤独と苦悩、葛藤の演技は
素晴らしかったです。
トミー・リー・ジョーンズは
やはり缶コーヒーのＣＭのイメージが強く
“宇宙人ジョーンズ”に見えてしまいましたｗ
ドナルド・サザーランドは
宇宙でもシブいですね～
リヴ・タイラーは
あまり出てきませんが
ほとんどの人が「アルマゲドン」を思い出すでしょうｗ
♪Don't want to close my eyes～

「スター・ウォーズ」や
「エイリアン」の」ような
娯楽ＳＦ映画ではありませんが
「2001年宇宙の旅」や
「ゼロ・グラビティ」のようなＳＦ映画が
好きな人にはオススメです！