ハリウッドのリビングレジェンド、
クリント・イーストウッド監督&主演最新作
「クライ・マッチョ」を観てきました!
俺好みの派手なアクション映画ではなく
地味で渋めのヒューマンドラマでしたが
しみじみと心に沁みる映画で
なかなかよかったです!
ただ、この映画を
俺がもっと若い時に
観たとするならば
「なんやこの退屈な映画は!
ぜんぜんおもろないやんけ!」
ってなったと思いますw
この映画の良さは
ある程度の人生経験を積んだ
中年以上の年配者にならないと
理解できないかもしれません。
落ちぶれた元ロデオスターと
親の愛情を知らず
心を閉ざした少年の旅を通して
勇気、希望、友情、愛、
人生とは何か・・
を考えさせられるような映画です。
しかし、
説教じみたような映画でありません、
ユーモアもあり
ゆっくりと淡々としたストーリー展開で
セリフの一言一言を
観客それぞれに理解、解釈を
委ねているような演出だと感じました。
御年91歳のイーストウッド御大、
さすがにかなり老けちゃったなー
190㎝を超える長身、
スリムで足が長くて
相変わらずカッコイイけど
腰は曲がってるし、
歩き方もヨボヨボで
観ていて心配になるほどでしたが
シワシワのお顔での
優しい表情や
時おり見せる鋭い眼光は
まだまだ現役!
乗馬シーンや
アクションシーン
(ワンパンチだけですが)
もありますよ!
ダンスやキスシーンもあるし、
イーストウッド御大、
まだまだイケてます!
ほんと派手さはありませんが
しみじみと心に沁みる映画です。
若い人にはこの映画の良さは
理解できないかもしれませんが
若い頃に挫折したり
家族や友人の死別を経験したり
ある程度の人生経験を積んできた
中高年者には響く映画だと思います。
俺自身も若い頃は怖いもの知らずの
イケイケのスタントマンでした。
(俺の若い頃だよんw)
しかし自分の
スタントマンとしての
才能や可能性に限界を感じ
挫折し、その後、落ちぶれ
人生を迷走しながら生きてきたので
(今はささやかながら幸せに生きてるけどねw)
この映画に自己投影、共感できました。
「クライ・マッチョ」
満足度・・・85点